暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-C本局襲撃〜7th wave〜
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から魔力を吸収すること、犯罪者を脱獄させて陽動役に利用すること。そして、お前たちを俺に引き付けることだ!」

――獣界――

「「「っ!?」」」

アーサーから発せられた強烈な閃光に思わず顔を背けて目を閉じる。まぶたの裏から光が収まったことが判って目を開けてみれば、本局のオフィス街とはかけ離れたサバンナが広がっていて、辺りを見回せば丘や山脈に火山、ジャングル、湖などなどが遠くの方にあるのが判る。

「やられた、創世結界だわ」

「アーサーはどこへ・・・?」

「完全に見失ってしまったな」

とりあえずアーサーを探すために空に上がって、どこから探そうかって周囲を飛び回ってると、いきなり火山が噴火。さらに黒い噴煙の中から真っ赤に燃える超巨大なトカゲが這い出てきた。空に居るあたし達に顔を向けるとパカッと口を開けて、ふざけた大きさの火炎球をポンポンポンと吐き出してきた。

「とにかく今は・・・」

「あのトカゲを倒すのが先決か」

「異議なし」

そういうわけで、あたし達はトカゲ(燃えてるしひょっとしてあの有名なサラマンダー?)に向かって飛んだ。

†††Sideアリサ⇒はやて†††

「「ユニゾン・イン!」」

これから転送されてくるプリムスとの戦いのために、私とアインスはユニゾンを果たした。

「主はやて。ご気分はどうですか?」

『全然平気やよ。この感じ、懐かしいな〜。闇の書事件以来やね、この逆転ユニゾン』

すずかちゃんがアインスやザフィーラのために用意してくれたガントレットタイプのAI非搭載型アームドデバイスの1基、アインスの“ナハト・リヒト”の効果を十全に発揮させるために、ユニゾンの裏技である主従逆転ユニゾンを行った。

「当時はアウグスタとナハトヴァールの影響で強制でしたが。・・・今は大丈夫なようですが、悪いようでしたら即座にユニゾンを解除しましょう」

『了解や』

“闇の書”事件で実際にやった(とゆうか自然にそうなってしもた)私の体にアインスがユニゾンするんやなくて、アインスの体に私がユニゾンするってゆうあれ。ちょう私に負担があるけど、私もちゃんと内側からいろいろサポートするから、アインス一人分やなくてちゃんと2人分の強さを発揮できる。

『こちらクララ。ルシル、アイリ、はやて、アインス。今から送るよ!』

「はやて、アインス」

「少し待て。カートリッジロード」

アインスの左腕に装着されてる“ナハト・リヒト”のリボルバーシリンダーが機能して、ルシル君の神秘カートリッジを1発ロード。ユニゾンしてアインスの内の居る私にも、魔力が神秘を有したのが判った。

「こちらの準備は整った」

「よし。では作戦通りにいくぞ。・・・クララ。こちらの準備は済んだ
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