暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-C本局襲撃〜7th wave〜
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その大きな嘴を開けて、アーサーへの突撃を続行。
「あぁ来たな。待っていたぞ。とりあえず、グリフォンを墜とすところからか」
アーサーの全身からバチバチと放電。グリーちゃんが迎撃されるわけにはいかない。ヴァラーフォームで起動してある“フレイムアイズ”の、銃身の有る二刃の大剣レフトブレードをアーサーへと向けて、「プロミネンスウィップ!」を発射。本来の使い方は鞭のように薙ぎ払っての広域斬撃なんだけど、レーザーのような砲撃として発射することも出来る。
「雷放陣!」
放電量をさらに増加させたアーサーに着弾しようかというところで、「砲撃が・・・!」掻き消された。それを見てクラリスが「突撃中止! 逃げて!」ってグリーちゃんに叫んでの指示。グリーちゃんは大きく羽ばたいて直角に急上昇することで、アーサーの放電から逃れた。そんなグリーちゃんの巨体を隠れ蓑にしてアーサーに接近を試みていたシグナムは、“レヴァンティン”のカートリッジをロードして刀身に炎を纏わせた。
「『紫電一閃!』」
グリーちゃんが回避行動に入ったのがアーサーの直前だってこともあって、シグナムはそれほど難しくなくアーサーの目の前にまで近付けた。すでに攻撃態勢に入ってるシグナムと、後退するために膝を曲げようとしてるアーサーが最接近。
「来い、トテック!」
「新たな召喚獣か・・・!」
「何アレ・・・!」
アーサーの背後からスゥっと音もなく現れたのは、丈が2mくらいはある大きな襟を立てたマントと、本来顔があるべき箇所に浮かぶ羅針盤(針の部分が目のマークになってるわね)っていう妙な何か。開かれたマントの裏地に描かれた、発光してる幾何学模様からは半透明の両腕が伸びていて、“レヴァンティン”の一撃を右の手の甲で受け止めて、左拳でのストレートでシグナムを迎撃。
「っく・・・!」
しゃがみ込むことで躱したシグナムへの追撃は両手のチョップ。もちろんそれを黙って見てるつもりのないあたしとクラリスは、地面を蹴って突っ込む。あたしは左腕に向かってソードブレイカー状の大剣ライトブレードを振るい、クラリスは右腕に向かって方天戟を振るった。
(うわっ、なにこの手応え・・・)
お餅のような柔らかさと堅さのある半透明な腕。純粋物理じゃきっと斬り落とせないわね。なら「火炎砲で吹っ飛ばす!」レフトブレードの銃口を向けようとしたら、トテック(っていう名前らしいわね)は両腕を消失させた上でマントでアーサーを包んで空高く舞い上がった。
「「逃がさない!」」「逃がさん!」
あたしはレフトブレードの銃口を向け、シグナムとクラリスは直接攻撃するために一気に距離を詰めてく。2人の動きを先読みして、トリガーに指を掛ける。
「もうすでに察していると思うが、俺の仕事は犯罪者
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