暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-B本局襲撃〜6th wave〜
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は間違いなく「デバイス!」だ。

「武装確認! なのは!」

「っ! あなたを逮捕します!」

≪Load cartridge≫

シャルちゃんから貰ったカートリッジをロードして、「レストリクトロック!」を発動。ブラスタービットが後部から魔力ロープを生成しながらリーダーの周りをぐるぐる回って、魔力ロープを巻き付けていく。

「何を目的に拘置所の犯罪者を解き放った!!?」

――炎牙双月刃――

二刀の刀身に真紅色の炎を纏わせての斬撃二連を繰り出すシャルちゃん。リーダーは私のバインドで拘束されていたけど、膂力がすごいのか体を動かすだけでブチブチと引き千切り始めた。魔術化しているバインドでの拘束で、あの容易に千切る様はリーダーもやっぱり魔術師だってことを証明していた。

「おおおおおおお!」

「・・・!」

――ガードブレード――

“キルシュブリューテ”の一撃を、右銃のフォアグリップから展開された魔力刃で防御したリーダーだったけど、シャルちゃんは即座に“トロイメライ”の一撃を打ち込んだ。リーダーの左腕はまだバインドから逃れてないから、その直撃を受けた。

「っ!?」

「シャルちゃん・・・?」

ガキィン!と甲高い音を立てて“トロイメライ”の刃を受けたリーダーはよろめくこともなく、自由な右銃をシャルちゃんに向けようとした。だから「レストリクトロック!」をもう一度発動して、さっきよりさらに頑強にリーダーを拘束する。

「ありがと、なのは!」

「うん!」

シャルちゃんが一足飛びで後退してリーダーから距離を取り、二刀を上段に振り上げたところで『緊急、緊急!』とまたアナウンスが入った。大まかな内容は、“T.C.”幹部の1人である召喚者アーサーやその他のメンバーが魔力を吸収する猫の軍団を率いて脱獄犯の魔力を奪っていて、シャルちゃんたち特騎隊――特務零課の応援を要請する、というものだった。

「シャルちゃん!」

『〜〜〜〜〜っ! こちらイリス! クラリス、アリサ、シグナム! 応援に向かって!』

『『『了解!』』』

『ルシル、はやて、アインス! そっちは!?』

『こちらはやて! 現在プリムスと交戦中! ルシル君だけでも向かわせよか!?』

『ん−・・・いやいい! きっちりプリムスを倒しておいて!』

『了解や!』

アーサーを相手にするために第11トレーニングルームで待機してるアリサちゃん達は、すぐにアーサーの逮捕に動いてくれた。はやてちゃん達は残念ながら幹部の1人であるプリムスと交戦中。なら少しでも早くリーダーを捕まえて、他のメンバーも逮捕に向かわないと。

「なのは!」

「う、うん!」

「光牙烈閃双刃!!」

「エクセリオンバスタァァァァ
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