暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-B本局襲撃〜6th wave〜
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我を止められるものなら止めてみるがいい!!」
重そうな金属製の輪っかを頭や首、両腕にこれでもかってくらいに装着したレオンがそう言って大笑い。ルミナが「何で今回に限って完全武装? ありえないんですけど・・・」って大きな溜息を吐いた後、両拳に魔力集束を始めながらチラッとすずかの方を見た。
すずかもその視線に気付いて、「全力でサポートします!」“スノーホワイト”のフルドライブ、ブリザードクロウのシリンダーカートリッジを機能させて、相性の良いセレスの氷結系魔力が込められたカートリッジをロード。一気に魔力量を跳ね上げさせた。
「すずか! 私とアリシアにもお願い!」
「うんっ! パワーブースト・オールフォース!」
“スノーホワイト”にカートリッジシステムを搭載してから組み上げた、すずかの最強のブースト魔法。斬撃・打撃・射砲撃をひっくるめた攻撃力、シールド・バリア・フィールドをひっくるめた防御力、さらに身体機能や魔法効果も同時に強化するもので、カートリッジの魔力で発動できるようになったトンデモ魔法。
「準備が整い次第そちらから攻めてくるがいい」
「その余裕、すぐに消し飛ばしてあげる。フェイト、アリシア、すずか。準備は?」
「「「いつでも!」」」
私は射砲撃のサポートに専念するために“ブレイブスナイパー”を武装して、サポートのすずかと一緒にトレーニングルームの端の方に移動・・・っとその前に、“バルディッシュ”を二刀一対のライオットザンバーUで起動してるフェイトに「頑張って」って声を掛けると、フェイトも「アリシアも。頼りにしてる」って言ってくれた。
「ふむ。もう戦闘準備は済ませたのか?」
「ええ」
ルミナとフェイトが顔を見合わせて頷き合うと、レオンが「よい! では楽しませてもらおう!」ゆっくりと2人の元へ歩き始めた。わたしは加速と弾道安定効果を持つ環状魔法陣を展開した“ブレイブスナイパー”の銃口をレオンに向けて、アイツの一挙手一投足を注視。
『アリシア。弾種は任せる。私に続いて何か撃ってみて。ルミナ、いい?』
『異議なし。私もあの神器の効果を知っておきたいし、まずは中遠距離で攻めて行こう』
――プラズマランサー――
フェイトの周囲に雷槍が8本と展開して、ルミナはグッと構えを取った。それでもレオンは堂々と歩いて来ていて、完全に受けのご様子。戦闘映像でも特騎隊の攻撃を避けるでもなく防ぐでもなく、まともに食らって通用しないことを見せつけてきてた。アレ本当に趣味が悪い。
「ファイア!」
レオンに向かって放たれた雷槍が次々に着弾して、放電する魔力爆発が起きる。だけどやっぱり「本当に効かないんだ〜」ってフェイトが言うように、アイツはよろけもせず、破れた服から覗く素肌にも傷どころか火傷す
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