暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-B本局襲撃〜6th wave〜
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撃が来る可能性がある。厄介だな。

「地面や壁からしか植物を生やせないとでも思ったか? 残念! 種さえあればこういう風に植物兵装を発動できる! ムカつく我らがボス様が仕事を終えるまでは引き付けろって話だが、倒したとしても問題ねぇよなぁ!!」

――アルマ・デ・エスピナス――

右腕だけじゃなくて全身を覆う植物の鎧。さらに右手には棘が生えまくる茨で作られた棍を作り出して、軽く一振り。それだけでフォードの周囲の氷の床が粉砕された。

「出来るだけ壊さないで済ましてやるよ」

「上等だよ。鉄槌の騎士の破壊力を受けてみやがれ! アイゼン!」

≪Raketen form !!≫

“アイゼン”をラケーテンフォルムに変形させて、突貫力を引き上げてやる。次のターンはミヤビだからそっちをチラッと見やると、ミヤビは開けた口から真っ白な冷気を放出してた。んで、アイススケートみたいに床を滑り出して、そのままフォードに突っ込んでく。

「食らいやがれ!」

――レプロチェ――

「「「っ!」」」

フォードの纏う植物鎧から蔦が伸びて、突っ込んで来たミヤビを飲み込もうとぐるぐる巻きしてく。ミヤビは「こちらで何とかしますので、先輩たちはフォードを!」っつったから、あたしとセレスはアイツの左右から突っ込む。

「アレグレ・バイレ!」

フォードの両腕を覆う植物籠手からパック〇フラワーのようなやつがいくつも生えてきて、口から弾丸・・・じゃなくて種をマシンガンのように吐いてきた。

「鬱陶しい!」

――雪風の鉄壁(ベンティスカ・パレドゥ)――

「リイン!」

『はいです!』

「『ラケーテン・・・ハンマァァァァァ!!』」

吹雪を纏ったセレスがそのまま突っ込んでくと同時にあたしは“アイゼン”のブースターを点火、大回りでフォードに突っ込んだ。

†††Sideヴィータ⇒アリシア†††

映像で見て知ってたけど、“T.C.”の幹部レオンは確かにドラゴンボ〇ルの変身後ブ〇リーみたな体格してるし、戦い方もそっくりだった。レオンはシャルたち特騎隊が束になっても倒せなかったヤバい奴で、そんなヤバい奴と戦うため、ここ第2トレーニングルームで待ち構えてるのは私、妹のフェイト、サポートのすずか、特騎隊のルミナの4人。

「ねぇ、レオン。あなた、少し見ない間にこれでもかってくらいにアクセサリーを付けてるけど? どっかで盗んできた?」

「はっはっは! 仮にも世界丸ごと1つを統治した王だった我が、盗みなどちっぽけな罪など犯すものか! これらは我が自慢の神器たちだ! 先の戦闘では我は神器を何ひとつとして持っていなかったからな! 真技を使わざるを得なくなり、お前たちに敗北しそうだったが、今回は違うぞ! 完全武装となった
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