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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-B本局襲撃〜6th wave〜
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、氷雪系と水流系の使い手は!」ってキレながら飛び上がって、壁に向かってまた何かを蒔いた。
「させっかよ!」
「一気に決めます!」
――水瀧拳殴――
空中に居るフォードへ突っ込むミヤビ。アイツが最初に生み出した植物は今も凍ったまんまだし、壁に蒔いた何か(間違いなく植物の種)が成長する前に「いけっ!」残る4発の物質弾を打ち放った。壁に着弾するまでの間にミヤビはアイツに最接近して、水を纏わり付かせた右拳で殴り掛かった。アイツは武器を振り回して迎撃したんだが、ミヤビは武器を殴らねぇでガシッと掴み取った。
「むおっ?」
「先輩! ヴィータ教導官!」
「いつでも!」「よっしゃ!」
「貴様! 放しやがれ!」
壁に着弾した物質弾が壁面にくっ付いてる種を焼き払ったのを確認したあたし、そしてセレスは、ミヤビの頭上でぶんぶん振り回されてるフォードへ突っ込む。あたしは“アイゼン”の柄をギュッと握り直して振りかぶって、セレスも冷気を纏う大剣“シュリュッセル”を上段に振り上げた。
「ああもう面倒くせぇ! 時間稼ぎなんてやってられっか!」
ミヤビの握る武器から手を離したフォードが吹っ飛んだ。武器は手放したが、アイツは植物の武器を生み出せることはもう知ってる。実際アイツはジャケットの懐から何かを取り出す仕草をした。
『時間稼ぎって話だし、時間は掛けてられない! フォードに魔術を発動させる隙を与えないように波状攻撃で攻める! タイミングは各自で計って!』
『おう!』『了解です!』
フォードが懐から取り出して蒔いた種が、氷漬けになった床に落ちるかどうかの一瞬、「インバシオン・ローボ!」を発動したセレス。氷の床から狼の頭だけが作られて、蒔かれたばかりの種をパクッと食べた。その様にアイツは「はあ!?」って声を出した。ざまぁみろ。次はあたしの番だ。
「くそが!」
フォードは乱暴に脱いだジャケットを、アイツの神器を持つミヤビに向かってバサッと払った。ミヤビはジャケットから飛び散った「種・・・!」って一瞬驚いたが、すぐに「冷填外装!」を発動した。全身から冷気を放出したことで、ミヤビに引っ付いた種が凍って砕け散った。
「おらぁぁぁぁぁ!」
あたしはそんなフォードへと “アイゼン”を振り被った状態で突撃。んで、ハンマーフォルムの通常攻撃「テートリヒ・シュラーク!」をお見舞いしてやる。
――エキポ・プロテクトル――
「甘ぇんだよ!」
一瞬で右腕を飲み込んだ植物は籠手になって、あたしの一撃を完全に防御。しかも殴り飛ばされることなく、逆に腕を振るってあたしを弾き返しやがった。あたしの内に居るリインが『ヴィータちゃん気を付けてください!』って忠告する。空中でのあの踏ん張り、シャレにならない反
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