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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
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「大体半年前だな。」

え、何?知り合い?

「まだ種火の島を見つける前の頃、旅の途中で助けられたことがあるんだ。」
「へー。」
「懐かしいな…あの頃の俺は未熟で…何もかも中途半端だった時期だからな。」
「雰囲気が変わりすぎてて最初誰だか全然分からなかった…。」

懐かしさに浸る二人。
そんなに雰囲気違うの?
崩壊世界で武蔵連れた紅い刀のマスターなんてそうそういないと思うけどな。

「あれからどうなんだ?女神様とは。」
「まぁ…うまくやっていけてる。」
「そうか…。俺も武蔵の背中を守れるよう、日々精進しているよ。」

笑みを浮かべながら大和は陸と楽しそうに話し出す。

「サーヴァントの為に強くなる。あの時そう約束したがままさかここでこうして会えるとは思わなかった。立ち話もあれだ。折角だから何か食べないか?」

そう言い、大和は陸をどこかへ連れていこうとする。

「何あいつ…昔あんなのじゃなかったの?」
「うん、まぁ。」

チンピラ相手に出会って即土下座決め込むのは知ってたが…。

「さっきも言ったけど雰囲気が違う。会った頃はなよなよしてて…どこか頼りなさそうな感じだったけど…今じゃ全然違う。」
「おいおい…頼むから昔の話はやめてくれ。」

大和にそう言われ、それ以上昔のことは陸には聞けなかった。
で、

「俺一人じゃねーか。」

ステンノはお店に、陸は連れていかれ、俺は一人になってしまった。
おっきー?そういやあいつどこだ?

「あ、探偵さんおかえり。」
「お。」

さて俺も大和に奢ってもらおうかなと考えていた中、またもや見覚えのある人が通りかかる。

「帰ってたんだ。ところで舞には会った?」
「あぁ、会ったけど忙しいからまたねって言われた。それがどうしたよ?」

紫式部のマスター、源 葵。
大和やカマホモ野郎がこの街にいるのはまぁわかる。
だがこいつは横浜の図書館にいるのだが…どうして今ここにいるのだろうか。

「あたしは招待されたんだけどさ、知らない?舞の"結婚式"。」
「へー…結婚。結婚ね………
…!?」

は?結婚?

「あいつ結婚すんの!?」
「うん。知らない?北斎と結婚すんの。」

サーヴァントとマスターが結婚。
うん。こんな世界だ。有り得てもおかしくはない。
てか現に広海さんとマリーのような結婚を前提にお付き合いしてるやつもいるしな。

「そうサ。おれとマイは明後日結婚することになったワケだ。」

噂をすればなんとやら。
振り向くとそこには北斎とおっきーがいた。

「おっきー、お前どこ行ってたんだよ。」
「ちょっとね。北斎先生とお話。それとこれ。」

おっきーから手紙のようなものを受け取る。


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