暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第16話『究極のファントム』
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「危ない!」
【ATTACK RIDE-SPLIT-】
ディロードはウィザードを守る為に盾となり、スプリットを使って攻撃を受け止め、分裂してビームを防ぎきる。
「雅君!」
「雅、大丈夫!?」
はやてとフェイトはディロードに近づく。
「僕は大丈夫。それより、キュゥべえにここまでの戦闘能力があったとは。」
ディロードは立ち上がる。
「キュゥべえ、いや孵卵器(インキュベーター)、まさか魔法少女達のエネルギーを自分の為に使うなんて、らしくないわね。」
そこにほむらが合流する。
「暁美ほむら、君のおかげで鹿目まどかの因果律は限界を超えてくれた。僕の目的の為に動いてくれてありがとう。」
キュゥべえ怪人態はほむらを見ながら言うと、右腕に紫色のエネルギーを溜める。
「だけど、最強のファントムが生まれる今、君の必要性は消えた。」
キュゥべえ怪人態はそのエネルギーを刃に変えてフェイトとほむらを切り裂く。その攻撃を受けた二人は倒れ込み、ファントムが誕生する兆候である紫色のヒビが顔に現れる。
「キュゥべえ、フェイトに何をした!」
ディロードはキュゥべえ怪人態を攻撃しようとするが、キュゥべえ怪人態はその攻撃を軽々と避ける。
「ファントムは魔女と同様多様性に富んでいる。その中でもレギオンというファントムはゲートのアンダーワールドを強制的に切り開く力がある。そこに無理矢理ファントムの魔力を送り込めばどうなるか、わからない君ではないだろう。」
「まさか!」
「そう、彼女達の絶望を利用して新たなファントムを生み出すのが目的さ。さ、早くアンダーワールドに行かないと、君の大切な人と、唯一の魔法少女はファントムと魔女を生み出して消えてしまうよ?」
キュゥべえ怪人態は敢えてディロードに言う。
「くっ、晴人さん。フェイトと暁美さんのファントムを倒しにいきましょう!」
ディロードはフェイトに、ウィザードはほむらに近づく。
「雅、こいつを受け取れ。」
ウィザードはディロードに一つのウィザードリングと、手甲型のアイテムを投げ渡し、ディロードは受け取る。
「晴人さん、これは?」
「輪島のおっちゃんが作ったやつだ。早く行くといい。」
ウィザードはほむらの右薬指にエンゲージウィザードリングをはめる。
「約束する。俺が、最後の希望だ。」
“エンゲージ…プリーズ…”
「晴人さん、暁美さんの中の魔女は倒さないでください。魔女の正体は魔法少女の魂。魔女を倒したら暁美さんは動けなくなってしまいます。」
「わかった。」
ウィザードはディロードから説明を受け、ほむらのアンダーワールドに突入する。
「フェイト、必ず救ってみせる!」
ディロードはウィザードから渡された専用のエンゲージウィザードリングをフェイトの右薬指にはめ、その手をディロードライバーに
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