耳鼻科
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る。ウィザードが仮面の下で空気を吐き切る前に、象の追撃が体を襲った。
耳鼻科の壁を突き破り、投げ出されるウィザード。
「終わりだ……」
徐々に迫ろうとする象とゾウムシ。
そして。
「あああああああああああああ!」
それは、突如として天井から現れた。
天井の白い壁を粉々にして、ウィザード、怪物たちの間に割って入る青い影。
「お前は……」
その姿をウィザードが見るのは二度目だった。
青い体、その上を包む黒い拘束具。赤い眼差しをカバーする、黄色のゴーグル。青い体を滴る赤い液体が、その痛々しさを雄弁に語っている。
「あああああああああああああああああああああ!」
敵の姿を確認して吠える、青いサーヴァント。
「お前は……一体何なんだ?」
ウィザードは、その存在を確認するように言ったのだった。
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