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剣の世界の銃使い
天災と飛将軍
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「何なんですか、レナさん!」

「きっかけは、ラフィン・コフィンに2人が殺された。ってところです」

これを聞いても、誰も理解はできませんよね。シリカだけが、何か引っ掛かりを見つけたようですけど、まだ回答にはたどり着けてないみたいですし。

「なあ、レイトって、ラフィン・コフィンとしがらみがあったのか?」

「ええ、まあ。先輩が倒れたのは、過去のトラウマですね」

「トラウマ・・・?レイトさん、過去に何かあったんですか?」

いえ、シリカならもう答えは知ってるはずです。私に聞くまでもなく。

「一つ質問いいかな?なんで、君は殺されたのが2人だと知っているの?」

「あ、そういえば。そんなこと言ってなかったよね」

「疑うまでもなく、先輩がやられたのは、そこなんですから」

これが1人、もしくは3人以上だったら、先輩は倒れるまではいかなかったんですよ。
なんで倒れたか?そんなの決まってるんです。

「シリカちゃんもヒドイですねぇ。これを私に聞くなんて」

「え?どういうことですか!」

今でさえ、私はまだ立ち直れてはいないっていうのに。

「私も、藍椿だったんですよ?」

「っ!もしかして!?」

やっと答えが分かりましたか。さて、ほかの人は全く分からないでしょうから、答え合わせと行きましょうか。

「少し長くなりますね。過去に私と先輩はとあるパーティに入っていました」

「過去形ってことは今はもう・・・」

「はい。まあ、私と先輩を入れても4人しかいない小規模パーティでした。活動目標はギルドに負けないパーティを作るというものでした。そのパーティの名前は藍椿」

「あ、藍椿ってあの?」

「どの藍椿かは知りませんけど、ボス戦を勝手に攻略し、アイテムをばら撒いて市場を滅茶苦茶にし、軍に喧嘩を売ったこともある藍椿です」

皆がそれぞれの表情で納得していた。みんな別々に思うところがあるのでしょうけど。意外と皆さんが知っていたのは驚きでしたけど、まあ色々やりましたしねぇ。

「本当にあったんだな・・・」

「正直迷信ものだと思ってたんだけどねー、まあレイトなら納得もできるけど」

「話が若干ずれますけど、私と先輩が未だにどこのギルドにも入ってないのは、藍椿の影響が強いせいですね」

ギルドに負けないパーティ、つまりギルドに入ってはそれは達成できない。実際出来たのかどうかは今になってはもう確認しようがありませんけど、多分攻略ギルドにすら負けず劣らずのパーティだったと思います。

「というと、レイトが《天災》か?」

「おや?その名前をご存知で?」

《天災》は藍椿だけでの話でしたけど、外にも広まってるんですかね?それが良い悪いって訳ではないんですけど。

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