第1試合
【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(1)
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でグレート・ザ・屍豪鬼を睨みつけ、天に向かって叫んだ。
「美しき兄妹愛を笑い、さげすみ、踏みにじるものは、絶対! 絶ッ対にぃ! 許さないんだからああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーッ!!!」
“ピキュアアアァァァアアアァァァアアアァァァッ!!”
ボサメガネ少女の叫びと共に、ボサメガネ少女の身体から、無数の閃光が放たれる。
「むぐおぉぉわぉおおおッ! な、なんじゃい、これは!」
色鮮やかな赤色の光を浴びたグレート・ザ・屍豪鬼は、苦悶の表情を浮かべる。そしてたまらず、後方に飛び退いた。
「この儂にとっては、とてつもなく不快で胸くその悪い光。じゃが、正義超人どもにとっては、心地の良いであろう光。これは……
戸惑うグレート・ザ・屍豪鬼に向かって、ミーノが叫んだ。
「これは慈愛の光、マッスルアフェクションですぅ! あのキン肉王家のみが継承を許されている万能光線、フェイスフラッシュと同種の光ですぅ!」
ミーノは涙を溢れさせながら、胸の前で手を組み、喜びと嬉しさで身を震わせながら、声を上げた。
「マッスルアフェクションが放たれるのは、マッスルジュエルが適合者の手に渡った証ですぅ! 適合者誕生の光ですぅ!」
グレート・ザ・屍豪鬼とボサメガネ少女は目を点にして、顔を向き合わせた。
「ななななな、なぁんじゃとぉおおおぉぉぉッ!!」
「えええええ?! わわわわわ、わたしぃぃぃッ!? なのぉ?」
驚きの叫びを上げるグレート・ザ・屍豪鬼とボサメガネ少女。そんな2人を見て、喜びに満ちていたミーノの顔が凍りつき、ひきつる。そしてワンテンポ遅れて、ミーノは戸惑いの叫びを上げた。
「ふええぇぇぇえええぇぇぇ?! あああ、あなたのような! うら若き乙女少女なあなたが! ままままま、まさかの適合者様ぁ!? はひゃぁぁぁあああッ! ですぅ!」
信じられないという顔をしながら、ミーノは恐る恐るボサメガネ少女に言った。
「ま、まさかとは思うのですが……試しに“マッスルフォーゼ”と言ってもらえますか? ですぅ」
ボサメガネ少女は困惑しながらも、ミーノに言われるままに、呟く。
「え、えーと……マッスル……フォーゼ?」
“ビギュアアアァァァーーーッ”
ボサメガネ少女の声に呼応するかのように、マッスルジュエルが放つマッスルアフェクションは、よりいっそうに強く光りだす。そしてボサメガネ少女は、マッスルアフェクションに包まれていく。
「ひゃああ! な、なにこれぇ! 目の前が真っ赤っ赤だよぉ!」
ボサメガネ少女を包み込むマッスルアフェクションは、次第に球体となっていく。
「こ、これは……やっぱり適合者様に間違いないですぅ……マッスルジュエルが能
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