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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
最高のおかずはN/求めるのは他人の不幸
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「あぁッ!!」

巴御前薙刀を振るい、継ぎ接ぎのメドゥーサへと斬り掛かる。
しかし彼女は必要最低限の動きで薙刀をかわし、

「はやい…っ!」

すかさず脇腹に鋭い蹴りをくらわせる。
すんでのところで防いだ巴御前ではあるが、そのダメージは尋常ではなかった。

「巴さん!」

すかさず暮馬が援護に入る。
だが

「暮馬さん!いけません!!」
「え」

気付けば継ぎ接ぎのメドゥーサはいつの間にか暮馬の目の前に。

「暮馬さんに手出しはさせ」

巴御前がそう言い終える前に、継ぎ接ぎのメドゥーサは彼女の鳩尾に蹴りを入れ吹き飛ばす。
そして振り上げられる鎖鎌。同時に舞い上がる鎖が彼を縛り上げる。

(まずい…!)

逃げ場はない。そしてサーヴァントの一撃を人間がもらえば致命傷は免れない。
咄嗟に剣で受け止めようとするが

「…!」

彼女の周囲を突然蝙蝠の大群が飛び回る。
おっきーの折り紙蝙蝠だ。
一応蝙蝠達も彼女にダメージを与えてはいるのだが、見たところかゆい程度の様子。
まぁいい、時間稼ぎには活用出来た。

「はぁッ!」

その隙に巴御前が駆けつけ、マスターを縛る鎖を引きちぎり救出。
幸い、彼が致命傷を負うという悲劇は避けることが出来た。

「…!」

攻撃の手は緩めない。
財団職員が継ぎ接ぎのメドゥーサを囲み、皆銃をかまえる。
仲間割れではない。ステンノの魅了によって駒となった戦士だ。

「遠慮はいらないわ。撃ちなさい。」

ステンノの合図とともに火を噴く銃火器。
しかし彼女もこれに対抗し

「…!!」

ゴルゴーンの部分であろう髪の毛と同化した蛇達。
それらが全方位にレーザーらしきものを発射。
財団職員は全員腹部やら頭を貫かれ我に返ることもなく即死。
ステンノの駒達はいともたやすく屠られたのだ。
だが

「行きなさいマスター!」
「了解しました!」

あくまでそれは目眩し。
狙いは陸の攻撃だ。

「全部の魔力を右手に集中させる…!そうすりゃさすがにサーヴァントだって…!!」
「…!」

メドゥーサが正面から突っ切ってくる陸の存在に気付く。
迎撃として蛇が襲い掛かるが、そんなことお構い無しに陸は突き進んだ。


「これで…!!」
「やれると思いましたか?」

次の瞬間、陸の首に鎖が巻き付く。

「ぐぅっ!?」

先程巴御前が引きちぎった鎖。
メドゥーサはそれを蛇に拾わせ、そのまま投げたのだ。

「…っ!!」

そのままぐいと引き寄せられる陸。
その先には鎖鎌をかまえて待つメドゥーサ。
このままでは陸は真っ二つだ。
なんとかして救出しないといけない。

「おっきー!またやれるか!?」
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