暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第15話『交わした約束は忘れない』
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な願いも叶えられる。だから、僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ。」
「私、鹿目さんとの出会いをやり直したい!彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守れる私に!」
私はキュゥべえと契約して、時を遡った。
「鹿目さん!私、魔法少女になりました!」
私はまどかに話したが、流石に学校で話したこともあって驚かれた。それでもまどか達は優しく私を受け入れてくれた。そして、巴マミと美樹さやかの犠牲の中でワルプルギスに勝利した。だけど、まどかは苦しみの中で魔女に変貌した。
「キュゥべえ、どういうこと!?私、何も聞いていない!」
「君たちからは何も聞かれなかったからね。」
私は再び時間を遡った。みんなキュゥべえに騙されている。私がどうにかしないと。だけど…
「はぁ?キュゥべえが嘘を吐いている?それであいつに何の得があるんだよ!」
「暁美さん、悪戯に人を混乱させないで。」
「てゆうか、それ自体こいつがグリーフシードを独り占めするための嘘なんじゃないの?」
誰も私の言葉に耳を傾ける人はいなかった。それでも、現実が変わることなんてない。美樹さやかは魔女になり、私達は魔女になった美樹さやかを倒した。
「こんなのって、あんまりだよ…」
まどかは泣き崩れる。そんな中で巴マミは佐倉杏子のソウルジェムを撃ち抜き、彼女を消滅させてしまう。そして、次は私を標的にして私を拘束する。
「ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない!」
「あなたも?」
私は巴マミの嘆きに疑問を投げかける。
「私も!」
巴マミは迷わず答えるが、まどかは私を助けるために巴マミを撃ち倒す。
「まどか…」
私はまどかに泣きつく。
「一緒に、ワルプルギスの夜を倒そう。」
まどかと私は必死の思いでワルプルギスをなんとか倒す。だけど、二人のソウルジェムは限界を迎えていた。
「まどか、グリーフシードは?」
「ううん、もうない。このまま、二人で魔女になっちゃう?」
「それでもいいかも。」
私がまどかの言葉にそう返すと、まどかは美樹さやかのグリーフシードを使って私をソウルジェムを回復させる。
「ほむらちゃん、一つだけお願い。ほむらちゃんは過去に戻って。それで、こんな馬鹿な、キュゥべえに騙される私を守って。」
「うん、約束する。」
私は、その言葉を頼りに何度も時間を遡る。その度にまどかはワルプルギスを倒し、魔女になる。
「どうしたんだい?戦わないのかい?」
「私の戦場は、ここではないわ。」
もはや何故時を遡るのか、その目的を忘れていた。それでも、交わした約束は忘れない。それだけが、最後に残った道しるべだから─
「なまじ時を戻れるだけ、つらいことは解る。僕だってそうだった。」
「あなたに何が解るの!」
「解りますよ。僕の持つディロードライバーも、僕の目標を
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