リュカと貴族と娘達の騒動。……偶に息子が巻き込まれます!
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
行は、△月×日 正午より決行する! 当日の朝には○○○へ集合されたし! 志ある同士の参加を期待する!】
てな感じのビラを、グランバニア中に撒き散らした様です。
奴等、奇襲作戦の意味分かってんのか?
当日の朝、集合場所へお友達モンスターと共に赴いたお父様は、殺傷能力を無くしたハリケーン並のバギクロスで、貴族達を吹き飛ばし終わりにしたそうです。
因みに、この内乱での死者は0。
お父様のバギクロスで大怪我をした貴族が多数居たぐらいでした。
尚、この内乱に参加した貴族達には、お咎めは無かったそうです。
意外に寛大だなと思い、お兄様が「お父さんは優しいですね!」って、凄い尊敬の眼差しで見てたんですが…
「バカだなぁ、今後ネチネチいたぶるんだよ!」
と、嬉しそうに話してました。
素敵すぎて惚れそうです。
そんなわけで、目の前にいる元崇高なる貴族連合の筆頭は、お父様に対して媚び諂ってるんですね!
さて、話を今に戻しますが…
このカルなんとか伯爵が謁見に来た理由ですが、お兄様の花嫁を推薦しに来たようです。
と言っても、自分の縁者でしょうけど…
因みに、殆どの国民(貴族、平民問わず)は、この国の王子殿下の顔を知りません。
まだ11歳ですから…公式の場には出てこないんですね。
本人も嫌がってますし…
てなわけで、直接アプローチ出来ない貴族達は、お父様を使って縁戚を入手しようと躍起になってるんですね。
「………そんなわけでして、我が一門には殿下にお似合いの者が多数居ます。一度、お顔合わせなどをと思いまして…」
何で一度も見た事無いのに、お似合いだと分かるんだよ!
「う〜ん…みんな可愛いんだろうねぇ…」
「えぇ、勿論でございます!」
「困ったねぇ…」
「は?何がお困りでしょうか?」
えぇ!何故に困るのですか?
「うん。僕の息子はねぇ…ブス専なんだ!」
「はぁ〜?」
何言ってんのこの人!
お兄様はリュリュお姉様にベタ惚れの、近親相姦1歩手前でしょ!?
リュリュお姉様は可愛いわよ!
町を歩けば男は皆見とれるぐらい。
「ほら、僕の奥さんちょ〜美人じゃん!愛人も美人揃いだし、娘達も美少女しか居ない!だからさ、美的感覚がおかしくなっちゃたんだよね…自分の周囲には居ないタイプが、美人に見える様でさ…まぁ本人の好みだから、僕としては強制したくないしさ…」
「そ、それは…また…その…何というか…」
伯爵、困ってる!ちょ〜うける〜!
なるほど、これが狙いね!
お父様特製、嫌がらせ爆弾!
「だから諦めてよ」
「何を言われます陛下!我が一門には殿下のお好みに添う者も居ります!近日中に王都へと呼び集めますので、暫くお待ちくださいませ!」
そう言うなり伯爵は、お父様にお辞儀を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ