暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
最終章:無限の可能性
第266話「再会の王達」
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していた。
 さらに、間髪入れずに魔晶石による砲撃と弾幕が展開された。
 優輝もそれに便乗し、一人の“天使”の“領域”を砕いた。

「つまり、“チェックメイト”だ」

 理力の剣が振るわれ、神が斬り刻まれる。
 同時に、復帰していたオリヴィエとクラウス、そして緋雪が残りの“天使”に仕掛け、渾身の一撃で障壁ごと“領域”を砕いていた。

「“性質”を用いた防御……確かに強力だけど、それが破られるとダイレクトに“領域”にダメージがいくからな」

「だから、あんなにあっさり倒せたんだね」

 終わりは呆気なく、クレーターになった地面に四人は降り立った。

「……もう行くのかい?」

「ああ。僕らはこれからが本番だからな」

「……例え、仮初でも再会できて嬉しかったです」

「私達もだよ。オリヴィエ」

 語りたい事、伝えたい事は沢山あっただろう。
 だが、四人で交える言葉はごく僅かだった。
 ……それだけで、想いは伝わったのだから。

「ご武運を」

「ああ」

 その言葉を最後に、優輝と緋雪は転移してその場を去った。














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