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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga18本局決戦前〜Interval〜
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ったのは美しい細工の施されたティアラ、“パウォル・シュンボルム”。彼女はソレを自らの頭に乗せ、「この重み。とても懐かしいですわ♪」と満面の笑みを浮かべた。

「おお! やはり我が神器、ユーピテル・アーラ!」

レオンはテーブルから1つの輪を手に取り、一般的な女性の腰以上に太い右上腕に装着。

「メフィーティス・アニマ!」

さらにもう1つの輪を同じように右上腕に装着。

「パウェンティア・ダートゥム!」

さらにもう1つの輪を、今度は左上腕に装着。

「アクィロー・ペッリス!」

さらにもう1つの輪を同じように左上腕に装着。

「ヘルクレース・コル!」

さらに輪を今度は額に装着。

「セークーリタース・ノードゥス!」

残る最後の輪を首に装着したレオンは、「はっはっは! 武勇王レオン! 正真正銘の復活だ!」と大きく肩を揺らして大笑いした。ただでさえ強力な実力者だったレオンが、神器による完全武装を済ませた。

「さて。これで準備は万端だな。ではこれより時空管理局本局への襲撃作戦を開始する」

自分たちの手元に戻って来た神器に喜んでいたレオン、フォード、プリムスは、ガーデンベルグのその言葉で彼に向き直り、「了解」と返事をした。部屋の隅でお茶をしていた複数人の女性たちがそんな彼らの様子を眺めていた。

「あーあ。ボクも早く戦いたいな〜」

「私もすぐにでも戦いたいでありますな〜」

「私もです」

「揃いも揃って戦闘狂。私は嫌ですわよ?」

「今回は諦めよ。我らの出番は今ではなく次だ」

「・・・私は戦うことなくすぐにお話がしたいです。けど、ダメですよね・・・」

「あ、う、うむ。残念だが諦めるがよい」

「そう・・・ですよね。ごめんなさい。戦ってからじゃないと、お話しちゃダメなんですよね」

「別にいいんじゃない? 足止めって仕事をきちんとやってさえいれば〜」

「そうですね〜。私も、戦うよりはお話したいですよ」

幹部たちに聞こえないよう、彼女たちは今後の自分たちの任務に思いを馳せていた。

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