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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga18本局決戦前〜Interval〜
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よいよ本局か?」

セミロングの緑色の髪はオールバック。ダークブルーの瞳。月桂冠を被り、銀色のモーニングコートとスラックス、アスコットタイ、革靴といった姿の青年フォード・テルスター・スリュムヘイム。

「現代の魔導組織の中枢への襲撃。心が躍りますわね」

レモン色の長い髪はワンサイドアップ。オレンジ色の瞳はツリ目。ボール・ガウン・ドレス、オペラグローブ、ストラップシューズといった姿の少女プリムス・バラクーダ・ウトガルド。

「うむ。それゆえに防衛戦力も整っておるだろう。早く特騎隊と拳を交えたいものだ」

きっちりとした七三分けの黒髪、柔和な赤い瞳。首の下から膝上までを覆う黒いタイツの上にキトン、何も履かない素足といった格好の老齢男性レオン・レオ・ヴァナヘイム。

「自分も、シグナム、アリサ、トリシュタン、アンジェリエという騎士と再戦したいですね」

整えられた金色の短髪、キツ目の青い瞳。赤いジャケット、乗馬ズボンの軍服スタイルの壮年の男性アーサー・ブラック・セダン。

「トリシュタンとアンジェリエは別組織の騎士だ。再戦は諦めた方がいいぞ」

銀色の短髪、アップルグリーン色の瞳。立て襟の膝丈の長衣、スラックス、ブーツといった格好の青年ガーデンベルグ。
そして、幹部たちの前に鎮座する玉座に腰掛ける人影。マントを頭から被って全身をすっぽり覆っていることで性別も外見も不明。ただ、ガーデンベルグ達が立っている中で玉座に腰掛けているところを考えれば、この者が“T.C.”のリーダーであることは間違いないだろう。
さらに明かりの弱い部屋の隅には7つの人影がある。1本の足長の丸テーブルを囲んでわいわいと楽しそうにお茶をしている。最も小さいのは10歳に満たないほどの幼女で、他は10代後半ほどの少女が1人、残り5人は20代半ばの女性だ。

「さて。王に代わり、俺からお前たちに渡すものがある」

ガーデンベルグがスッと左手を上げると、カラカラと音を立ててキャスター付きの長テーブルがひとりでにやって来た。いや背が低くて見えなかったが、二足歩行の猫が押していた。猫の名前はエルフテ。元最後の大隊の融合騎だ。

「「「これは・・・!」」」

テーブルの上に置かれた物を見たフォード、プリムス、レオンが驚きを見せた。その様子にガーデンベルグは「お前たちが使っていた神器だ」と笑みを漏らした。フォードは2mほどのポールを手に取り、「はは。俺の神器だ。ネメストリヌスだ」と目を輝かせた。彼はガーデンベルグ達から少し離れ、扱い方を思い出すように“ネメストリヌス”をバトンのようにクルクルと回し始めた。

「美しさはあの頃のままですわね。こうして再び手に取ることが出来てわたくしは幸せですわ。我が神器、パウォル・シュンボルム」

プリムスが手に取
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