暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga18本局決戦前〜Interval〜
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俺が何とかする。もちろんはやてとアインスに迷惑を掛けないようにする」

「そこはまぁええんやけど・・・。ルシル君、ユルソーンとかゆう神器は破壊したらアカンよ? ユルソーンが壊れるとルシル君は死んでしまうんやろ?」

はやての言葉になのは達もルシルに視線を移した。ルシルがセインテストの宿命を追える条件はすでにチーム海鳴内に知れ渡ってる。心配そうなみんなの視線に「大丈夫だよ、はやて。ユルソーンは破壊せずに保管。リアンシェルトを救ったら、ちゃんとみんなに挨拶をしてから逝くよ」って微笑んだ。

(ほらぁ、なのは達の表情が曇ったぁ)

ルシルの死がもうすぐそこまで迫って来てるって判ると、どうしたって気分が落ち込むんだよ。ルシルも「あ」って声を出して、困ったようにわたしに視線を送ってきた。ここで振られてもわたしたって困るんだけど、「はいはい。落ち込むのは後!」って無理やり空気を換える。

「アインス。わたし達とT.C.の交戦データは観てもらってる?」

「もちろんだ。プリムスという幻術使いについてもしっかり観ておいた。ルシルが居なくとも私と主はやてのユニゾン形態で何とかなるだろう。あの娘に隠し玉が無ければ、だが」

「プリムスの真技は創世結界テアートロ・エンガニョソ。結界内に取り込んだ対象者の記憶を取り込み、対象者が大切にしている人たちの幻影を展開し、惨たらしい目に遭わせる光景を見せつけ続けて精神を崩壊させる、というものだ」

「えげつねぇ真似しやがるなソイツ・・・」

「ルシル。当時はどうやって攻略していたのだ?」

「手っ取り早いのは創世結界をぶつけることだな。かつてのプリムスは、カノンという魔術師の創世結界で自身の創世結界を上書きされて戦死した。アーサーにも創世結界があるが、あれはシェフィリスという魔術師の広域凍結によって結界内を永久凍土にされたことで崩壊した」

ルシルが答えると、質問者のシグナムが「カノン・・・」って唸って、アリサも「そう言えばアーサーが悪魔のような固定砲台って言ってたわね」って頷いた。聞けばミッドでアーサー(仮)と交戦した時に、ソイツからカノンの名前が出たみたい。まぁ生まれ変わりってことで前世の記憶を持ってるっていうのはもう割と珍しくないような気がしてスルーだ。

「プリムスの創世結界は確かに強大な魔術だが、発動は即ち対象の死だからまず使用されない。アーサーの創世結界は獣界。召喚獣の軍勢を一斉召喚する結界だな。これも広域系で殲滅する方が早い。はやてとアインスのユニゾン状態ならそれほど難しくない相手だと思う」

「ん。頑張ろなアインス」

「はい。我が主!」

「アーサーって人も創世結界を使うんだねシャルちゃん」

「うん。でも大丈夫。わたしはなのはの盾役としての前衛だから、なのは
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