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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
みんな真面目に転職中…一部ラブラブ
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「お父様とお母様はラブラブなんですよぉ!素敵ですぅ!!」

「ティミーさんも大変ですね…」
「ありがとうアルル…それと僕の事はティミーで良いよ。『さん』付けはいらない。………しかしこの数ヶ月、父さんが迷惑をかけた様で…本当にごめんね…」
「い、いえ…」
お兄様とアルル様が揃って溜息…羨ましいの?それとも呆れているの?
「ビアンカさんて…何時もああなんなんですか?」
「………さすがに母さんはまともな人なんだけど…この数ヶ月、父さんと逢えなかったのが寂しかったんだろうね…その反動で………普段はまともなんだよ!父さんと違って!!」

そうこうしていると、もう一人が転職を終えて私達の元に…
「お待たせしました。無事、武闘家になる事が出来ました!皆さんのお役に立てるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします!」
「お疲れハツキ…期待してるわよ!」
ワザワザ僧侶から武闘家への転職です…
私がプレイしているのならば、そんな中途半端な事は認めませんけどね。

「しかし何で誰も注意しないんですかね?幾ら何でも神官が神殿内では慎む様言いそうですけど…」
お父様とお母様を見て、ハツキ様がむくれながら呟く。
この娘も、お父様に惚れてるのね…
「…みんな…怖いんだよ…」
「………怖い?何がです?」
「母さんの事が怖いんだよ…」
「はぁ?何言うてんの?ビアンカさんの何処が怖いねん」
エコナ様は知らないのよ…不機嫌だった時のお母様の事を…
「…あそこの壁を見てごらん…」
お兄様がお父様とお母様のイチャついている所と反対側の壁を指差す。
「何か…真っ黒に焦げてるなぁ…」
カンダタの疑問に、お兄様が申し訳なさそうに話す。
「あれ…母さんがやったんだ…」
「はぁ?どうしてビアンカさんは、ダーマ神殿を燃やそうとしたの!?」
「いや違うんだ…聞いてくれアルル!別にダーマ神殿を燃やそうとしたんじゃないんだ!この世界…まぁ、僕等からしたら異世界へ着いて早々に、母さんはナンパされたんだ…僕達はこのダーマ神殿の裏手に落ち、情報収集の為に色んな人々に話を聞いてたんだけど…母さんに寄ってくるのは、盛りの付いたオスばかりで…碌な情報を提供しないクセに、しつこく口説いてくるから…その…イラついたらしくて…メラミを…」

「メ、メラミでナンパ野郎を黒こげにしちゃったんですか!?」
「してないよ!誰も傷つけてないよ!誰も居ない壁に威嚇として放ったんだ!あの焦げ跡はその時のなんだ!」
「はぁ…そんな事が…それで皆さん、恐れてるんですか…」
「それにしても、メラミであんなでかい焦げ跡が出来るのか?メラゾーマじゃないのか?」
それだけお母様は凄いんです!
「メラゾーマだったら、この神殿は廃墟になってるよ…母さんの魔法力は桁違いなんだ…」

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