042話 学園祭編 隠し事がバレるとの事
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のカードにな……どこか胡散臭い顔をしている奴のカードが映っているような気がしてならんのでな。聞いておきたかったのだ。話してみろ。怒らんから。ン?」
どこか赤い悪魔を彷彿とさせるそんなエヴァの可愛いがしかし迫力のある笑顔にシホはもうあきらめの境地になりながらも、
「アルです……アルビレオ・イマです」
「よろしい。…………――――いつからだ?」
「ネギ先生の弟子入りテストから数日の事です」
「なぜ、教えなかった?」
「アルに秘密にしてと言われていまして……」
「そうか……そしてカードを登録したのはおそらくだが準備期間の時に学園長に会いに行くとか言った時か? ククク、まんまとだまされたよ」
「その……笑顔は素敵なのになんでそんなに背後が禍々しいのですか?」
「理由を知りたいか……?」
「ごめんなさいッ!!」
シホはもう今の空気が耐えられずに即座に土下座を敢行していた。
女性となっても、女性の怖い笑顔にはめっぽう弱いのは衛宮士郎時代の時となんら変わりはないのである。
「シホ様、御労しいです〜……」
それからシホとエヴァの両者ともに落ち着いたために、エヴァの脳内では思考が高速回転しているために、
「では、アルのカードがまだ生きているという事は……」
「うん。もうばれたんなら仕方がないから話すけど……ナギは生きているって事だね。いまどこでなにをしているのかとかは教えてもらえなかったけどね」
「そうか……」
それでどこか泣きそうな顔になっているエヴァであったが、その感情はいまは抑えて一回眼を擦った後にシホにある事を聞いた。
「では、あいつからどう交渉してカードを登録させてもらったのだ? そう簡単に渡す奴でもあるまい?」
「うん。まぁ……そこはあれだね。アルのカードの能力を思い出してもらえば分かると思う」
「なに?…………なるほど。貴様の記憶を見せたのか」
「ご名答。アルとは互いにそこまで秘密にするほどのものじゃなかったしね。等価交換は簡単だったよ」
「あいつは他人の物語には飢えているからな。シホの苛烈な過去は奴にとってかっこうの的だったんだろうな」
「ははは……返す言葉がありません」
それで苦笑いをするシホは頭を掻いていた。
「しかし……なるほど。それならば確かにシホが悩むのは分かるかもしれんな。今はどうかは知らんがどうせ実体では戦ってこないだろうな」
「そう。それで悩んでいたんだよ。なにをしてもダメージが通らないのなら使える物も制限されてたんじゃ千日手になっちゃうし」
「そうか……。なら、カグラザカアスナのハリセンを使わせてもらえばいいのではないか?破魔の武器だから奴にも通用するのではないか?」
「うーん……でもやりすぎるとアルが舞台から消えちゃうしなぁ……
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