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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十一話
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ヴィッサリオンは察した。

「ああ…若のわがままね」

「ま、そういうこと。技術力の誇示以外に意味ないかもね。Tクリスタルはいっくんが渋って作ってないし」

役30分ほど資料の読み込み時間が与えられ、一行は再びエレベーターで地下へ。

地底港より上の階層。

そこは以前円香達がサバイバルゲームをした資材置き場だった。

「コレがフレームアーキテクトの実物だよ」

目の前の巨大ロボットにヴィッサリオン達が歓声をあげる。

地底港の時よりはしゃいでいる。

…………フィグネリアとリムの目が冷たい。

「はーい。乗れるかどうかはシュミレーションの成績次第だからねー」

束はシルヴヴァインの隊員をシュミレータールームに押し込むと、ロリsとクロエとフィグネリアを連れて更に下層へ降りていく。

着いた先には織斑家地下や神社のラボよりも大掛かりな機材が置いてある部屋だ。

スペースの問題を無視できるため、ここの装備が一番整っているのだ。

「今から5人のIS用のデータを取るよ。だけどその前にフィーネに話があるんだ」

束は四人を待たせて、フィグネリアと隣の部屋に行く。

SFチックなスライドドアが閉まると、音が完全に遮断される。

「フィーネ。ISでもっとも倫理に触れる場所はどこか知ってる?」

「さぁ…? 脳への無線接続とかかい?」

「いや、それは問題じゃないんだ」

「なら…そうだな…。パイロット保護機能のクローニング修復かな?」

「それもあるね。でも違う」

束が部屋の3Dディスプレイを起動する。

部屋のドアから2メートル、部屋の中央に球状のオブジェクトが表示される。

「…………宇宙…かな?」

「うん。一見すると銀河や恒星系だね。でも違う。これは魂だよ」

そうそこに映っているのはフラクトライトだ。

「ふーん……魂ねぇ……」

「いっ君が言うには魂の入れ物かな?」

フラクトライトは魂ではあるものの、魂の本質は光子の『揺らぎ』である。

「全てのISコアにはこのフラクトライトを初期化したもの。ソウルアーキタイプが封入されている」

「初期化? 殺すってことかい?」

「ある意味で、殺人なのかもしれない。全てのISには私と、いっ君と、ちーちゃんの物を初期化したものをコピーして入れてある。
私といっ君が初めて殺したのは自分自身のコピーだったって訳さ」

束がフィグネリアに向き合う。

「パイロットとコアのソウルアーキタイプが近い関係であればあるほど、コアとのシンクロ率は高くなる」

フィグネリアが、何故束に呼ばれたかを理解した。

「りーちゃんとえーちゃんのIS。そのソウルアーキタイプにフィーネ、君の魂を使いたい
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