暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
駄・妹・継・接
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「さてマスター、私達も負けていられないわね。」

ボートの上でステンノがそう言う。
彼女のマスターである陸もまた、船から上がり敵の元へと駆ける。

「とはいっても、戦うのは俺なんですけど!」
「露払いというものよ?任されただけ光栄に思いなさい。」

そうやりとりし、陸は走り出す。
え、なにあれ?あれデブの出せるスピードじゃねーでしょ。
って思えるくらいに彼は早かった。

「…。」
「まーちゃん。」
「…。」

なんだその目は。
え、行かないのって訴えてきてるその目はなんだよ。

「前にも言っただろ。俺参謀タイプだから。後ろで頭使って戦うタイプだから。」
「ヲタクは皆自分が参謀タイプだと思ってるって、この前どっかのSNSで見たよ。」

突き刺さること言うんじゃねーよ。

「それ以上言うとお前に出てもらうかんな。」
「ひっ!聖晶片(ソレ)はやめてぇ!!」

あんまりにも生意気なこと言うので聖晶片をチラつかせて黙らせる。
全身筋肉痛はツラいもんなぁ?うん?(ゲス顔)

ということで俺やおっきー、そしてステンノは彼らの活躍を後ろから見守ることにしたのである。

「なんだこいつら!マスターの癖に強いぞ!!」
「そりゃどうも!なんなら強くなる秘訣でも教えてやろうか!?」

財団職員の攻撃を受け、かわし、次々と急所に弾丸を撃ち込んでいく暮馬。
しかしここで

「特撮見て!飯食って!特撮見て!体鍛えて!特撮見てから寝る!」

ちょうどくの字型に曲がっている銃を真っ直ぐにさせたかと思えば、銃身に折り畳まれていた刃が展開。
なんと彼が得物とするのは銃ではなく、銃モードから剣モードになるとかいうまるで特撮に出てきそうな変形武器だったのだ。

「それだけだ!分かったら出直せ!!」

財団職員のまとう防弾チョッキをものともせず切りつけ、次々と戦闘不能に陥らせる。
ねぇ、マスターって強くなきゃいけないの?ねぇ?

「くそ…手こずるな!相手はたかがマスター3人とサーヴァント3騎だぞ!」

いや、事実上お前らが相手してんのは二人と一騎なんだけどね。

「ぐほぉっ!?」

さて今度は視点を変え、あの陸だ。
たった今パンチで財団職員の顔をぶん殴り、吹き飛ばしたところである。

え?

「でやぁッ!!」

踏み込み、拳を振り抜く。
たったそれだけで財団職員のヘルメットを砕き、まるでアニメのように吹き飛ぶ。
何こいつ…ホントにデブ?

「露払いは任せたって言いましたから。それ相応の働きはしてもらわないとね。」

露払いどころじゃねーんですが。
いや待て。

「あれってまさか…!」
「あら探偵さん、気付いた?」

鍛えたから?いやそれだけじゃない。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ