暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第14話『二つの世界』
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ち上がろうとするが、くじけてしまう。
「さあ、君達も絶望してファントムを生み出すんだ。」
キュゥべえは使い魔を盾にしながらグリーフシードの保管庫にたどり着き、前脚を翳すと保管されていた全てのグリーフシードを抜き取る。
「ああっ!グリーフシードが!」
「君達に戦力が残っているとこの先の計画に支障をきたす。悪く思わないでほしい。」
メイジ達は使い魔の合体攻撃を受けて変身が解除されてその場に倒れ、その余波を凛子にもおよび、凛子は壁に強くたたきつけられる。
「その後、私は三人を病院に連れて行って、今は休んでもらっているわ。」
「そうか、俺達が朱雀達と戦っている間にそんなことが…」
晴人は表情を重くする。すると、二階から輪島は降りてくる。
「大変だ!海上から巨大な竜巻が向かって来ているらしい。」
「巨大な竜巻…もしかしたら、ワルプルギスの夜が来たのかもしれません。ワルプルギスは、魔法を扱えない人には巨大な竜巻に見えるという資料があります。」
「いよいよ、大物のお出ましか。」
リィンの説明を受けて、晴人達は立ち上がり、ワルプルギスの夜の迎撃を始める。そして─
ウィザード達はワルプルギスの圧倒的な強さの前に倒れてしまう。
その頃、ほむらは雅に拳銃を向けていた。
「あなた、やっぱり私を騙していたのね。」
「騙してはいません。僕は、この世界が本来あるべき歴史になるように修復しただけです。」
「佐倉杏子が消え、ワルプルギスに対抗できるのがまどかだけになることが、本来あるべき歴史だとでも言うのかしら?」
「その通りです。そもそも考えてみてください。どうして今まであらゆる時間軸の中で、あの一例を除いて鹿目さんは必ず何かを守るためにキュゥべえと契約していたのですか。それに、唯一の特例も、鹿目さんが謀殺されたからこそ発生したこと。事実上、鹿目さんは大切なものを守るために必ず魔法少女になることが、運命づけられている存在なのです。」
「それじゃあ、私がやってきたことは無駄だったって言うの!?」
「いいえ、無駄ではありません。その証拠に、世界をやり直す度に事態は変化したはずです。」
「そうね、全て悪い方向に。」
「本当に悪い方向だと思いますか?」
「悪い方向よ。まどかはどんどん強くなる。ワルプルギスを倒せるほどに。だけど、それでまどかが魔女になったら意味がないわ。」
「それで、一人で倒そうとしているのですね。」
「そうよ。」
「ですが、おそらく明美さんではワルプルギスに勝つことは出来ません。」
「それはやらなければ分からないわ。」
「残念ながら、結論は出ています。」
「どうして!」
「鹿目さんがこの世界の特異点であるように、ワルプルギスの夜もまた、この世界の特異点なのです。明美さんも気づいていたはずです。世界をやり直す度にワ
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