装者達のハロウィンパーティー2020
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やいやいや、未来さんその服中々エッチじゃないかな!?その胸元なんでそんなに空いてるの?谷間見えちゃうよ!?それにそのドレス、なんでベルトだらけなの!?かなりキワドいと思うんだけどそれは自覚してやってるのかな!?胸元のすぐ下からお腹まで巻きついてるし、フリルの所にも付いてるよね!?それに肩から胸下に繋がってるのを見るところ、羽を固定してるのもそのベルトだよね!?さり気なく胸を強調してるのちょっとどうかと思うんだけど!?あとその付け牙、あざとくない!?可愛くてちょっと指で撫でてみたいだなんて何を考えてるんだ僕は!!落ち着け落ち着け煩悩退散煩悩退散ッ!!)
「恭一郎くん?どうしたの?」
「……ハッ!いや、何でも!!」
この間、僅か0.3秒。
恭一郎の心はとても穏やかではいられなかった。
(今の僕は騎士なんだッ!誘惑なんかに負けるものかッ!)
自らにそう言い聞かせ、着込んだ鎧に恥じぬよう姿勢を正す。
すると、未来はふと何かに気付いたように呟く。
「もしかして……気になっちゃう?」
そう言って未来は、スカートの裾をヒラヒラさせた。
「ッ!?」
「ふふ……図星だよね♪」
未来の口角が上がっている。
小悪魔らしく、蠱惑的な笑みで恭一郎を見つめ、わざとらしく誘惑してくる。
恭一郎は慌てて目を逸らし、拳に握る。
「そっ、そんな事は……」
「じゃあ、どうして目を逸らしているのかな?」
「ッ!?」
あっさりと図星を突かれ、恭一郎はフリーズする。
恭一郎の心を見透かしたように、未来は彼の耳元へと顔を寄せた。
「実はね……ドレスの下、違う衣装なの」
「……え?」
恭一郎の耳元で、未来は息を吹きかけるように囁く。
「ドレスを脱ぐとね、下はサキュバスなんだよ。見てみたい?」
「未来さんの……サキュバス……!?」
ゴクリ、と生唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた気がする。
理性がグラつく。欲望が首をもたげる。
理性と欲望が葛藤し、揺れる恭一郎。
汗が頬をつたい、息が詰まりそうになり、ようやく口を開けようとしたその時……。
「なんて、冗談だよ♪」
未来は悪戯っ子の笑みを浮かべ、そう言った。
「恭一郎くんの恥ずかしがる顔が見たくなっちょって──」
「未来さん」
未来の肩がビクッと跳ねる。
恭一郎の声のトーンが低くなったからだ。
「どうしたの、恭一郎くん?」
「Trick and Treat」
「……え?」
「お菓子か悪戯か、選ばせる余地も与えてくれなかったんだ。なら、両方貰ってもいいよね?」
そう言って恭一郎は、未来の身体を抱き寄せる。
「恭一郎くんッ!?」
「ちなみにTreatはお菓子じゃなくて、君の唇で払っ
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