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じだったようで、話を遮って質問していたが、案の定と言うか何というか…杏に軽くあしらわれていた。ま、後でことみが教えてくれるみたいだが。
「それじゃ、順番に見ていくわよ。」
「先ずは『この世界のルール』とやらだな。」
「そうね。えっと…これは長いわね。」
「杏ちゃん。ここにプリンターが有るの。多分Wi-Fiで繋がってると思うの。」
「ナイスよことみ!そうね…うん。ちゃんと設定もされてるわ。ゲームマスターさんもなかなか気が利くじゃない。よし。それじゃ人数分印刷するわよ。」
「なぁ渚…ワイファイ…ってなんだ?」
「ごめんなさいです…私もあまり詳しく知らないです。」
またまた知らない単語が飛び出してきたので、俺は渚に聞いてみたのだが…渚も知らないらしい。
「春原…は知ってる訳ないか。」
「あなた、相変わらず失礼ですね!」
「事実を言っただけだろ。それとも何か?お前はワイファイとやらを知ってるのか?」
「知らないねぇ。」
春原は知らないと恥ずかしげも無く堂々と言い放つ。ま、こいつの辞書に「恥ずかしい」なんて言葉は有るわけ無いな。
「岡崎さ、絶対ワザと口に出してるよね…」
「ん?すまん。本音が漏れてたか。」
いつものように軽く春原を弄る。俺達にとっては日常の事。この異常事態にあっても、こうしていれば少しは冷静になれるような気がした。
「さて、それはそうと…なぁことみ。ワイファイ…ってなんだ?」
やはり知らないままなのは気持ち悪いからな。ことみなら間違いなく知ってるだろう。
「朋也君。Wi-とは、無線LANに関する登録商標のことなの。Wi-Fi Allianceと言うアメリカ合衆国に本拠を置く業界団体によって、国際標準規格であるIEEE 802.11規格を使用したデバイス間の相互接続が認められたことを示す名称のことなの。無線LANが商品化された当初は、同一メーカーであってもラインナップの異なる製品間では相互接続は保証されていなかったの。それで、購入検討にあたり実際に接続可能かどうかユーザーにとてもわかりづらく、無線LANの一般への普及に問題があったの。そこでWi-Fi Allianceは、ユーザーのニーズを汲んで技術が成熟できるように、この問題を解決するための団体として1999年にWireless Ethernet Compatibility Alliance という団体名でスタート………」
「ストップ!ストーーーップ!!」
「???」
ことみはワイファイの説明を始めてくれたのだが、ぶっちゃけ何がなんだかサッパリである。と言うか何かのスイッチが入ってしまったか…慌てて俺はことみの説明を遮った。
「すまんことみ。俺の聞き方が悪かった。ワイ
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