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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
女神と種火と仲良しへの近道
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ら、これは?」
「まーちゃんなにこれ?グラタン?」
「しらねーの?ムサカだよ。」

ステンノとおっきーが注目した料理のひとつ、それがムサカだ。
切ったじゃがいもやナスにホワイトソースやらミートソースやらを層にしてオーブンで焼き上げる。
まぁグラタンと似たようなもんだが

「探偵さん、ステンノ様がギリシャ神話出身だからって、ギリシャの料理をプラスしようってなったんだ。」
「あら、粋な計らいね。ありがとう。」

手伝ってくれた陸が代弁してくれる。
ふはは女神様よもっと褒め称えるが良いぞ。

「にしてもお前、手際がいいな。」

途中途中手伝ってくれたコイツだが腕は悪くない。
磨けば光るってやつだ。

「いやまぁ…やっぱりステンノ様を待たせる訳にはいかないから…。」

なるほど、自然に作業が早くなったと。

「同盟に入れば特典としてハインド商会に言っといてやるよ。いい食材くださいってな。」
「いや、さすがにそこまでしなくても…!」
「自分のサーヴァントに美味いもん食ってもらいたいんだろ?なら尚更だ。」

うん、後で真壁さんを通して言ってもらお。

?

ということで時刻は過ぎて夜。
種火入れ用というクソデカバックをパンッパンにした巴御前。
どう持ち帰ろうと悩んだがどうやらここはアマゾネスドットコムとやらと宅配サービスと提携しているらしく、アマゾネスの皆さんにこの大量の種火を弓張町に送り届けてもらうことになった。

そして俺は

「もしもーし。真壁さーん?」

依頼主である真壁さんに同盟を結んだことの連絡をしようとしていた。
隣にはもちろん、陸がいる。
そしてテレビ電話の通信が繋がると

『ヴィヴ・ラ・フランス!』
「は?」

出てきたのはマリーだった。

「こ、この人が真壁支配人…?」
「いやちげーよ。」

うん。この人は真壁さんじゃない。
どこからどう見てもマリーである。

『こんばんは探偵さん!おっきーは元気かしら?』
『ちょ、ちょっと!マリー!カメラ返しなさい!』
『マリー!真壁さんは今大事な連絡をしようとしてるんだ!!』

天井が映し出されるカメラ、真壁さんの声と広海さんの声と共にドタドタという音。
それから少しして

「はぁ…ごめんなさい。変なところ見せちゃって…。」

肩で息をしながら椅子に座る真壁さん。
なんでも俺から着信が入ったところ、おっきーとお話できると思いマリーが置いてある端末を手に取り勝手に出たそうな。
ちなみにマリーは真壁さんの後ろで手を振ってる。

「うん。オーシャンビヨンドは笑顔の絶えないこんな職場です。」
「…。」

そこ苦笑いすんなよ。

『さて、あなたが種火の島の所有者さんね?』
「はい
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