第二章
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「おいらの口の中に入れてくれよ、数滴ずつな」
「そうしたら飲めるんだな」
「そうさ、暫くそれで頼むな、温度はな」
ミルクの温度も言ってきた。
「三十八度な」
「それ位か」
「熱過ぎず冷た過ぎずな」
そうした温度でというのだ。
「頼むな」
「それじゃあな」
「まあ半年位したらキャットフードとか食える様になるからな」
文天祥は李にこのことも話した。
「子猫用の柔らかいのかお湯に少し入れて柔らかくしたのをな」
「食うんだな」
「そうしてくれよ、子猫はまだ胃腸がしっかりしてないからな」
「それじゃあな」
「ああ、ミルクくれよ」
「スポイルでな」
李は文天祥の言葉に頷いて彼にそうしてミルクをあげることにした、文天祥はその彼に対してさらに言った。
「おトイレもな」
「砂用意しておいたぞ」
「そこに連れて行ってくれてな」
「それだけじゃ駄目か?」
「ああ、子猫はまだトイレが上手く出来ないんだ」
それでというのだ。
「だからお腹やお尻を軽く叩いて刺激してくれよ」
「そうしたら出るんだな」
「そうさ、だからな」
それでというのだ。
「そのことも頼むな」
「ああ、わかったよ」
李は文天祥にまた頷いて応えた。
「それじゃあな」
「食事だけじゃなくてな」
「トイレも大事ってことだな」
「猫も生きものだからな」
それだけにというのだ。
「どっちもちゃんとしないと駄目なんだよ」
「そういうことだな」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「トイレのこともな」
「わかったぜ」
「宜しくな」
「ちゃんとするからな」
李は文天祥にまた頷いて応えた。
「それじゃあな」
「ああ、あと爪とぎもな」
これもというのだ。
「頼むな」
「それもか」
「ただこれは猫は怖いからな」
それでというのだ。
「ちゃんとしてくれよ」
「爪とぎもか」
「おいらが見ない様にしてな、あと今こうしてご主人とも会ってそしてちゃんと他の生きものに会ってるからな」
「それがどうしたんだ?」
「ちゃんと社交的になってるからな」
このことも言うのだった。
「安心しろよ」
「そこも大事か」
「そうさ、他の猫とも遊ぶかご主人とも遊んでな」
そしてというのだ。
「社交性や世の中のことも学ぶからな」
「じゃあ他の猫とも遊ばせてやるからな」
「宜しく頼むぜ、そのことも」
「お前が自分から言うのはどうかって思うけれどな」
「会話出来るから言うんだよ」
「最初からか」
「そうさ、それでな」
文天祥はさらに言った。
「使い魔として使てくれるならな」
「それならか」
「そっちもちゃんと教えてくれよ」
「ああ、そうするな」
「是非な、しかしな」
李はここでこん
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