スーパーロボット大戦OGs
0026話
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行われた演習では殆が俺の勝利だったのだから。
問題は……
「ヴィンデル、時流エンジンが私達に回ってくるの?」
そう、レモンの言う通りいくら俺がエースパイロットで時流エンジンを使った機体に乗るのにふさわしいと言われても、肝心の時流エンジンが無ければそれこそ絵に描いた餅だ。
「ああ。近いうちにサンプルという事で1基だけだが譲ってもらえる事になった。この点はアクセルに感謝だな。先方もアクセルのいる部隊なら信用出来ると話はスムーズに進んだのだから」
うわ、モントーヤ博士も気張ったな。それともエクサランスの開発が難航していて、その為の点数稼ぎか?
「ちょっと待って。サンプルなら私に貰えるんじゃないの?」
真剣な表情のレモンだが、ヴィンデルはそれをあっさりと却下する。
「確かに研究も大事だろう。だが、その研究はアクセルの機体に搭載すると出来なくなる訳じゃないだろう? ならアクセルの機体強化にも併用した方が合理的に進める事が出来るし、先方の印象も良くなるだろう」
「……しょうがないわね」
諦めの溜息をつくレモンだが、すぐにその顔をこちらへと向けてくる。
「覚悟しておきなさい、アクセル。私の研究にも付き合って貰うわよ」
「あ−、俺って一応特殊処理班の隊長という役目もあるんだが、その辺の考慮もしてくれると助かる」
無駄と判っていても思わず抗議をしてしまう。
「却下よ」
だが、そんな俺の願いもレモンにあっさりと却下されてしまった。
苦笑を浮かべて諦めたその時、レイディバードの機長から連絡が入った。
「ヴィンデル少佐、そろそろ目的ポイントに到着します。機体に乗っていつでも降下出来るように準備しておいてください」
「分かった。ここまでご苦労だった。もう1機にも同様の連絡をしておいてくれ」
ヴィンデルが機長に礼を言い、俺とレモンの方へと振り向く。
「さて、仕事の時間だ。敵は弱小とは言えシャドウミラーとしては初の実戦となる。気を引き締めろよ」
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