スーパーロボット大戦OGs
0026話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ヴァーだけでも殲滅は可能な戦力だ。
そして他にも特殊処理班の量産型アシュセイヴァーが1機に量産型ゲシュペンストMk-Uが3機。レモンのラーズアングリフとヴィンデルの……ヴィンデルの?
「あれ? ヴィンデル、お前の機体は? まだその辺は聞いてなかったよな?」
「そう言えばそうね。ラングレー基地で初めてアクセルに会った日も結局は私のラーズアングリフの話で終わったし」
……いや、あれはしょうがないと思う。
見ると、ヴィンデルも溜息をつきながら口を開いた。
「私の機体は量産型ゲシュペンストMk-U改だ」
聞き覚えがなかったのか、不思議そうな顔でレモンが尋ね返す。
「量産型ゲシュペンストMk-U改? カスタム機かしら?」
「いや、正確にはちょっと違うな。現状の量産型ゲシュペンストMk-Uに近代化や延命措置を施す、ハロウィン・プランとかいう計画の成果物だ。だが、あの機体は極少数しか作られていなかったんじゃないか?」
最初の方をレモンに話し、最後の言葉をヴィンデルへと投げる。
実際、原作のOG外伝でも量産型ゲシュペンストMk-U改はカイの他にクライ・ウルブズで数機が使われているだけだった筈だ。
「なに、権力とは使うべき時に使うものなのだよ」
いささか得意げなヴィンデルの言葉を聞きながらレモンが口を開く。
「でも、次期量産機のトライアルはエルアインスが有力だって話を聞いてるわよ?」
科学者であるレモンにしてみれば、すでに次期量産機のトライアルが始まっているのに量産型ゲシュペンストMk-Uを延命させるのに納得がいかないのだろう。
「次期量産機とは言っても、実際にトライアルで決まるまでにまだ時間が掛かる可能性がある。それにもしすぐに決まったとしても、今現在ある機体をすぐに全機新型にする訳にはいかないだろう。そういう意味でも私の機体を作り出したハロウィン・プランは有用なのだ」
ヴィンデルの言葉に頷くレモン。
それぞれの認識の違いは、科学者と軍人としての認識の違いか。
「それで、ヴィンデルの機体はどういう風に強化されてるの?」
「俺が聞いた話だと、機体フレームの剛性を高めて各部可動範囲の拡大が図られているらしい。そして動力源は新型プラズマ・ジェネレーターに変更。装備拡張の為のハードポイント設置とか……他にもまぁ、色々だな」
「何それ。強化というよりは、殆ど再設計機じゃないの」
驚くレモンを見つつ、再設計機という言葉に納得する。
だが、実際問題そのくらいしなければ次期量産機と同等に渡り合えないというのもまた、事実なのだ。
「にしても次期量産機、ね」
呟き、脳裏に浮かぶのはエクサランスの事。
まだまだ開発が始まったばかりだろうが、もしエクサラン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ