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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯   ★
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とアルフと一緒に入った事があるけど、なのはやアリサ、すずか、友達と一緒に入るなんて初めての経験で少しドキドキする。

 あの時はあの時で士郎と一緒だったからドキドキしてたけど。
 
 プレシア母さんの背中を流して、なのはと一緒にプレシア母さんに体を洗ってもらって、なのはと髪の毛を洗い合ってる。

 プレシア母さんは洗い場の近くのジャグジーというお風呂で私達を穏やかに眺めてる。

 海鳴に引っ越してきて戦いもあったけど、こんなに恵まれてて幸せな光景が愛おしい。
 まだ戦いはあるけど誰ひとり、大切な人達が欠けることなく乗り越えたい。

 とそんな時背後に忍び寄る影。

「うりゃあ!!!」
「にゃああ!!!」
「きゃああ!!!」

 迫力ある声と共に降りかかるお湯。

「命中!」

 何が起きたのか混乱しながら声の方を見上げると

「ア、アリサ?」
「アリサちゃん?」

 体にタオルを巻いて仁王立ちしてるアリサがいた。

「もういつまで洗いっこしてるの」
「アリサちゃん、早く皆でいろんなお風呂に入りたいって」

 そういえば母さんとなのはと洗いっこばっかりでアリサやすずかと一緒に全然お風呂に入ってなかったかも。

「あはは、ごめんね」
「ごめん、つい」
「そんな洗いっこなんて家が近所なんだから家庭の事情が許せば毎晩だってできるでしょう。
 折角スパラクーアに来てるんだからここならではの施設を楽しまなくっちゃ」

 そうか。
 毎晩でも。
 士郎の家も近いし、プレシア母さんとも一緒に入ることだって出来るんだよね。

「そうだね。
 今日も譲り合うんじゃなくて一緒に入っちゃいばよかったんだね
 じゃあ、練習の後とか今度から一緒に入ろうか」
「うん」
「そういえば、フェイト。
 さっきエイミィさんに聞いたんだけど一人で髪を洗えないとか」
「エイミィ、なんで皆に言いふらしてるの」

 もう遅いけどちゃんと言っとかないと

「フェイトちゃん、髪長いもんね」

 すずかの言うとおり、長いから一人じゃ洗いにくかったりするけど、ちゃんと洗えるんだよ。
 ……目が開けれないだけだよ。

「洗えるよ。ほんとだよ」
「まあ、フェイトの髪を洗うのは今度私とすずかがするとして、行きましょうか」

 う〜、なんか信じてもらえてない感じだけど、今は皆で温泉を楽しむ事にした。



side 士郎

 一通りお風呂を堪能したが、新装オープンで割引料金という事もあってか人が多い。

 そこで人が少ない静かなところに移動する。
 そこは

「それにしても、こんな銭湯にも露天風呂があるんだな」

 子供用の露天風呂である。
 無論大人用のもあるのだが、そこ
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