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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯 ★
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「主に窘められたか」
「ああ」
ザフィーラの問いかけに一切躊躇うことなく頷いていた。
「だがなぜだろうな。
恥いる気持ちはあるのだが、不思議と心が温かい」
感じた事のない感覚。
いや、主はやてと出会うまで感じた事のない事だった。
「真の主従の絆とはそういうモノなのだろうな」
「そうなのかな」
今まで経験がない事でわからないが、穏やかに笑っているヴィータ達となにより笑顔でいる主はやての姿をみると心が安らぐ。
「不安もあるだろうが、心身の休息も戦いのうちだ。
今は主と共にゆっくりと寛いでくるのがよかろう」
「うむ。お前の少し眠っておくといい。
今夜も蒐集は深夜からだ」
「心得ている」
今夜の事も話し終わった時
「シグナム、準備できたわよ」
「ああ、今行く」
シャマルの呼び声に応え、主達の待つ玄関に向かう。
しかし、真の主従の絆か。
今まで私達が知る事のなかったモノ。
その絆が主はやてと結べているのか不安もあるが、主のために蒐集しないという誓いを破ったとしても、あの方を守りたい。
私はこれからも主はやてを守るために剣を執る事を躊躇う事はないだろう。
そうだろ、レヴァンティン。
私の心の呼びかけに首にかけた愛剣の鎖が静かにしっかりと鳴り頷いていた。
side 士郎
なのは達と別れ、男湯のロッカーに着替えを入れる。
こうして男湯に来るだけでも少々揉めたのだが。
理由は簡単。
美由希さんが俺をここでも女湯に入れようとしたのだ。
フェイトの家で言っていたのは冗談ではなかったらしい。
そして勿論断ったのだが
「大丈夫。女風呂への男児入浴は十一歳以下って書いてるから」
と連れ去られかけた。
しかも最悪な事にエイミィさんは面白がって止めはしないし、プレシアも俺は子供だからと言って止めない。
だが幸いな事になのは達はさすがに恥ずかしいと反対してくれたのでなんとか助かったのだ。
なのは達には今度少し豪華なデザートを作ろう。
そんな事を思いながら服を脱ぎ始める。
しかしこうして服を脱いでいると少しではあるが視線を感じる。
その視線に敵意や殺意はない。
恐らく子供の俺に傷がいくつもあるのが原因だろう。
まあ、ここまで来たら気にしても仕方がない。
たまにはのんびりとお風呂を楽しむとしよう。
空が見える露天風呂まであるらしいし、あとで行ってみるか。
そんな事を思いながら、風呂場に向かった。
side フェイト
こんな大きなお風呂二度目。
ジュエルシードを探していた時に大きなお風呂は士郎
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