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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯   ★
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十二種類もあるやて」
「それは素晴らしいですが」
「なんか楽しそう」
「それに新装サービスで安い。
 三名様以上やとさらに割引やて」

 新装オープンサービスと団体割引、これだけお風呂が多ければ面白そうや。

「これは行っとけ! 事ちゃうか?
 行ってみたい人!」
「「は〜い!」」

 手を挙げたのはシャマルとヴィータの二人。

「我が家で一番のお風呂好きがなんや反応鈍いで」
「ああ、いえ」

 ん〜、これは

(シグナムはまた身内の失態を主に補ってもらうのはよくないと思てるんか?)

 銭湯の事を説明しながら、思念通話でシグナムにだけ声をかけてみる。

(う、はい)
(何度目かの注意になるけど、シグナムはごっつ真面目さんでそれは皆のリーダーとしてええことやけど、あんままじめ過ぎるんはよくないよ)
(すみません)
(私がええ、言うたらええねん。皆の笑顔が私は一番うれしいんやから)

 皆のリーダーとしてしっかりしてくれるのもありがたいし、頼もしいのもホントや。
 やけど、なにより皆が笑っていられる事が一番うれしい事やから

(はい。申し訳ございません)
(申し訳んでええから、私を主と思ってくれるなら私の言葉を信じてな)
(はい。信じてます。
 我が主)

「そやから、シグナムも行こう」

 思念通話しながらシャマル達と話してたのをまとめるようにシグナムにもう一度尋ねる。

「わかりました。ではお言葉に甘えて」

 シグナムの返事に喜ぶシャマルとヴィータ。

「ザフィーラも行こうか」

 さっき手を挙げんかったもう一人の家族にも声をかけてみるけど

「お誘い誠にありがたいのですが、私は留守を預からせていただきたく」
「そうなんか?」
「夕餉の見張りもございますゆえ」

 そういえばザフィーラは狼のせいかお風呂が苦手やしな。
 それに一緒に行ってもザフィーラだけは男風呂で一人になってしまうわけやし。

 う〜ん、士郎君も誘えば
 でも士郎君の家にも親戚の人が引っ越してきて一緒に暮らしてるてシグナムが言うてたから、急なお誘いも迷惑やろうしな。

 士郎君の家に住んでる人との初対面がお風呂いうのもアレやから今回は諦めようか。

「ほんならごめんな。
 ザフィーラは留守番いう事で」
「御意に」
「ほんなら皆、着替えとタオルを持ってお出かけの準備や」
「「おお!!」」
「シャマル、私の分も頼む」
「は〜い」

 シグナム達と別れて、ヴィータと一緒に着替えを取りに部屋に行く。

 皆でお風呂やなんてすんごい楽しみや




side シグナム

 主はやてとヴィータ達が出掛ける準備を始めるために動き始めたのを見送る。

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