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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯   ★
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 ハラオウン家で待ってプレシアと合流すればいいわけか。

「了解。なら俺も何の問題もない」
「うん。わかった。
 もしもし、はい、はい、わかりました。
 また後で。
 リンディ母さんもクロノももうすぐ帰るから、先にお風呂済ませちゃいなさいねって」
「うん」

 なのはは元気よく頷いているが、リンディさん、それは俺もここで風呂に入れという事なのでしょうか?

 そんな疑問が頭に浮かぶが、答えてくれる人は当然いるはずがなかった。




side フェイト

 お湯加減よし。
 準備は万端。

「士郎、なのは、お風呂お先にどうぞ」
「そんなフェイトちゃんのお家なんだから、フェイトちゃんお先に」
「そうだな。俺は一番最後でいいよ」

 なのはと士郎がそう言ってくれるけど。
 うん。やっぱりお客さんである士郎やなのはに先に入ってもらうべきだよね。

「やっぱりお先に」
「そんなそんな、フェイトちゃん」
「なのは、ほんとに」
「「……」」

 さっきからお互い譲り合って話が進まなくなっちゃった。

 う〜、やっぱりこういうときは
 「なのは、一緒に入ろうよ」って誘うべきなのかな?
 あ、でもそれだと士郎を一人で待たせてしまうわけで。

 それにこっちの世界の常識でそんな事がおかしいってことが……でも一度士郎とは一緒に入っちゃってるからこの世界でもおかしくはないのかな。
 それだったら、なのはと一緒に入っても……でもそれだと士郎を一人で待たちゃう事になるから、それも悪いし。

 それになのはだけじゃなくて士郎も一緒なんて物凄く恥ずかしいし。

 そんな時、奥の転送ポートから

「あら?
 フェイトになのはさん、士郎まで。
 どうかしたの?」

 丁度いいタイミングで帰ってきたプレシア母さん。

「母さん、おかえりなさい」
「そんなとこでどうかしたの?」
「えっと……」

 そういえば母さんと毎日会うけど、別々に暮らす用になって一緒に入ってないし、久々に一緒に。

 でもその間なのはと士郎を待たせておくのも。

 いろんな考えが頭の中をぐるぐる回っていくのだった。




side 士郎

 お風呂に入る事になり、やけにフェイトが悩んでるが、何を顔を真っ赤にして悩んでるんだ?

 プレシアが帰ってきて、さらに悩み始めたようだし。
 そんなとき

「ただいま!」

 この声、エイミィさんか。

「いらっしゃい、なのはちゃん、士郎君」
「「お邪魔してます」」
「プレシアさんもおかえりなさい」
「ええ、エイミィもおかえりなさい」

 しかしプレシアとエイミィさんも普通に話すんだな。
 まあ、当然といえば当然か。

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