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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯   ★
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トの後ろ頭にある。
 そして、フェイトに覆いかぶさっている俺。

「え、えっと……士郎になら何をされても平気だけど、その私達まだ子供だし、まだ早いと思うんだ」

 なんだかフェイトが暴走しているが、どうみても俺がフェイトを押し倒しているようにしか見えないよな。

「えっとフェイト、落ち」

 とりあえず顔が近かったので、顔を離して、落ち着けと言おうとした瞬間目の前を桃色の閃光が通り過ぎた。
 ……前髪が少し焦げたぞ。

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「士郎君。何してるのかな?」
「なのは、何か誤解しているぞ」

 魔力がまだ完全には戻っていないはずだが、全身から凄まじい魔力が溢れてるんだが。
 ただし魔力光は桃色じゃなくて黒だが

「誤解って士郎君がフェイトちゃんを押し倒してる事?」
「そうだ」
「じゃあ、いつまでそうしてるつもりなのかな?」
「ああ、今すぐ立ち」

 上がろうとしましたよ。

「だ、だけど士郎なら嫌ってことじゃなくて」

 向こうの世界に行ってしまったフェイトに袖を掴まれている俺。
 ああ、このパターンってあれだよな。

 元いた世界でも何度かあった事だ。
 あの時はガンドだったけど

「士郎君の………バカ!!!」
「待て! なのっ!!!」

 過去なのはが放ったどの一撃より早い一撃が俺の眉間をきれいに撃ち抜き、意識を失った。



 それから数分後、意識を取り戻した俺。

「士郎君、ごめんね」
「私もごめん」
「ああ、大丈夫だ」

 非殺傷設定はかかっていたらしく、少し眉間がひりひりするが体には異常はない。

 とそろそろいい時間だ。

「なのは、時間は大丈夫なのか?」
「うん、士郎君とフェイトちゃんの家ならお父さんもお母さんも安心だからって」

 士郎さんと桃子さん、フェイトの家はまだしも俺の家も大丈夫なんですか?
 疑問が頭をよぎる。

 そんな時、なのはの携帯が鳴る。

「あれ? リンディさんだ。
 はい。なのはです」

 リンディさんから電話?
 まさかシグナム達絡みか?
 と思ったら

「今、マンションの屋上で練習を、はい、代わりますね。
 フェイトちゃん、リンディさん」
「あ、うん。
 はい、フェイトです」

 あまりにのどかだ。
 どうやら荒事ではなさそうだが。

「はい。聞いてみますね。
 士郎、なのは、リンディ母さんが今日は外食にするから一緒にどうって。
 もしよければリンディ母さんから、なのはのお家に連絡してくれるって」
「うん。私は大丈夫」
「俺も大丈夫だが、プレシアは?」
「プレシア母さんはもう仕事が終わったらしいから、一足先にこっちに向かってるからって」


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