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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十三話 それぞれの穏やかな日常とスーパー銭湯 ★
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は人が多かったのでやめたのだ。
そこまで広くはないが、幸いな事に貸し切りである様だから堪能させてもらうとしよう。
それにこうして月を眺めながらの風呂というのも風流だ。
まあ、不安な点としては子供用の露天風呂は混浴であるという事だ。
十二歳以上の男児立ち入り禁止とのこと。
子供用の露天風呂は混浴という事はアリサが調べていたから、いきなり入ってくる事はないだろう……たぶん。
とその時、露天風呂への扉が開く音。
俺が視線を向けている男湯の方の扉は開いていないので女湯の方。
「あ、お邪魔しますね」
そして入ってくる聞き覚えのある大人の女性の声……大人の女性?
それよりこの声って
「シャマル?」
「あれ? 士郎君」
まさかと思って振り返るとタオルを巻いたシャマルとヴィータ、シグナム、そしてシグナムに抱かれたはやてがいた。
「なんでさ」
な、なんでシグナム達までいるんだよ。
「子供用露天風呂とはいえ女性に年齢制限などはないらしい」
「係のおばちゃんが言ってたぞ」
まずい、まずいまずいまずい。
何がまずいって色々まず過ぎる。
「すまない。
すぐ出るから」
「ああ、気にせんでええよ。
確かにじっと見られたらアレやけど、ここは混浴なんやし。
シグナム達もええやろ?」
「はい」
「士郎君なら」
「うん。士郎、間違ってもはやてをじろじろ見たりするんじゃねえぞ」
「そんな事をする気は毛頭ないが」
はやて、ヴィータ、シグナム、シャマルの四人と一緒に入浴もまずい。
確かに精神も肉体に引き摺られる形で多少幼くなっているとはいえ、完全に子供と同じとはいかないのだ。
動揺するなというのが無理な相談だ。
そしてなによりもまずいのが、海鳴スパラクーアになのは達と闇の書事件の関係者が勢ぞろいしている点である。
これは一歩間違えば全てが破綻するんじゃ。
なのは達とはやて達が出会うとする。
はやてと出会うという事はシグナム達が傍にいるという事で、つまりは闇の書の主がはやてという事がばれる。
完全に俺が隠そうとしていた事は全て破綻する。
そして、俺自身もなのは達の味方につくか、シグナム達の味方につくか選択を迫られる事になる。
「シグナム」
「ん?」
はやて達の意識が夜空に向いている時にシグナムを小声で手招きをする。
シグナムも俺の意図を感じてか静かに傍による。
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「どうかしたか?」
「……え? ああ、ちょっとまずい事があってな」
近づいてきたシグナムの胸元に意識が向いてしまった。
気をつけないと
「この前戦ったフェイト達がここに来
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