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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第五十六話 新たなる戦い   ★
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ラウン中将の立場は?」
「穏健派の筆頭といったところかな」

 リンディさんとは違う、別の情報ライン。

「私としても無駄に争う事もなく、このままの関係を続けては行きたいですが」
「それはなによりだ。
 この件はまた情報が入り次第、リンディ提督やクロノ執務官を通すなりして伝えよう」
「感謝します」

 そんな時

「失礼します!」
「何事だ?
 会議中だぞ」
「申し訳ありません。
 リンディ提督より衛宮士郎殿に緊急の連絡が入っておりますので」

 緊急の連絡!?

「こちらで取る。
 外で待機しろ」
「はっ!」

 部下が下がると同時にパネルを開き操作するクラウン中将。

「士郎君!」
「リンディ提督。
 どうしたんですか?
 緊急の連絡と聞きましたが」
「ええ、その」
「私も下がろう」
「いえ、大丈夫です」

 クラウン中将ならここにいてもらっても問題はないだろう。

「リンディさんも話してください」

 リンディさんといつものように呼ぶと

「ええ、ランディから連絡があって海鳴に結界の反応があって、なのはさんかと思ったんだけどどうも街の真ん中で広域結界を張ってるみたいなの」

 頷いて話し始めたが、街に結界だと?

 今、俺がここにいる状況で結界を張ったとすればなのはの可能性が一番高いが、訓練なら海や山で小規模のモノだ。

 そうなると俺の屋敷か、又は俺の関係者であるなのはが目的か。

「リンディさん達はもうアースラに?」
「いえ、まだ途中の転送ポートよ」
「ユーノ・スクライア、フェイト・テスタロッサ、その使い魔アルフ、以上三名の海鳴への進入を許可します。
 アースラに到着次第、三名を転送させてください。
 俺もすぐにそちらに向かいます」
「わかったわ」

 リンディさんとの交信を終わる。

「クラウン中将、話はまた後日にでも」

 クラウン中将が頷き

「入れ!」

 扉に向かって声を発すると扉が開き、待機を命じられた局員が部屋に入ってくる。

「失礼します」
「緊急事態だ。
 衛宮士郎殿を転送ポートにご案内し、最優先でアースラまでお送りしろ」
「了解しました」
「感謝します」
「いえ、また後日」

 クラウン中将の言葉に頷き、部屋を後にする。

「衛宮士郎殿、転送ポートまで走ります」
「ええ、お願いします」

 局員を追いかけ走る。

 それにしても海鳴で結界か。
 前の侵入者だとしてなのはになにもなければいいんだが

 なのはの無事をただ願っていた。




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