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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
正・義・英・霊
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「なんだ今のは…!?」
「宝具のぶつかり合いで起きた爆発のなのですが…!」

武蔵とオルタの宝具がぶつかり合い、大爆発が起きた中上空にいたヘリはどうなっていたかと言うと

「損傷なし…奇跡的ですがこのヘリは無傷です!」
「なんだって!?」

職員全員が驚愕する。
爆風などで何かしらの損傷はあってもいいはずが、全くの無傷なのだ。
ヘリは先程から、なんの問題もなく飛行している。

「これも…僕の中にいる"悪魔"のおかげなんですかね?」

皆が驚く中、"彼"は冷静でいられた。

「かもしれない…!いや、"アレ"の概念が組み込まれているというのなら非現実的だが有り得る!!」
「そうですか…皆さんの役に立てて良かったです。」

そういい、彼はヘリのドアを開ける。

「行くんですね、教祖様。」
「はい。本格的な戦闘は初めてですが…やってみます。」

そうして教祖様と呼ばれた少年は、空へと身を投げ出す。

(大丈夫…うまくやれる…なぜなら僕は…)

近くなる地面。
生身の人間なら叩きつけられ即死だろう。
だが、彼はそうはいかない

(この物語の…主人公だからだ!!)

拳を地面に叩きつけ、落下の衝撃を相殺して着地する。

顔を上げ、立ち上がると目の前には黒い甲冑を身に付けた悪魔。
振り返れば、赤と青の派手な服を着た二刀流の悪魔。
そして少し離れた場所にいるのは…かつての友。

「また会ったね…一誠君。支部建設以来かな?」

まだ世界が平和だった頃、彼とは話したことはないけれど同じクラスとして過ごしてきた日々は本物だ。
しかし、彼は悪魔に魂を売ってしまった。

「貴様…何者だ?」

黒い甲冑の悪魔が自分に話しかけてくる。
名前を聞くなら、そちらから名乗るのが礼儀だと知らないのだろうか?
いや、悪魔だ。礼儀など知るはずもない。
だから名乗ってやろう。
悪魔に話す舌なんて持ち合わせていないけど、喋ってやろう。

「悪魔共に名乗る名前はないが…敢えて名乗らせてもらおう。」

先程の雷雲は消え失せ、まるで自分を祝福するかのように晴れ渡る空。
降り注ぐ陽の光を体全体で受け止め、僕は高らかに名乗る。

「僕はセイヴァー『神代正義(かみしろまさよし)』。神に変わって正義を成し、そしてこの腐った世界の夜明けを告げる者だ。」

この力なら悪魔を倒せる。
この力なら世界を取り戻せる。
見ていてくれ皆。
お世話になった財団の職員さん達、自分に着いてきてくれた教徒達。
そして…

逝ってしまった…かつてのクラスメイト達。

?

正義が名乗る。
自らを…救世主のクラスであるセイヴァーだと。

「セイ…ヴァー?何言ってんだお前…ついに頭パーンてなったか?
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