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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
騎士王と剣豪と崩壊世界の夜明けを告げる者
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カッと見開かれた目。
オルタは聖剣を振り上げ、武蔵は刀を振り下ろす。

「『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』!!!!!」
「『伊舎那大天象(いしゃなだいてんしょう)』ッ!!!」

ぶつかりあう2つの宝具。
その威力はすさまじいものであり

「やべぇ!飛ぶ!!どっか飛ぶ!!」
「まーちゃん!?」

すさまじい衝撃波が俺達を襲う。
吹き飛ばされそうになり、俺は瓦礫の鉄骨に必死にしがみついて耐える。
大和もまた、刀を突き立て踏ん張り、戦いの行く末を見守っていた。

「おっきーやばい!!助けて!死ぬ!!」
「まーちゃん捕まって!!早く!!」

そして最大出力でぶつかりあった宝具はやがて

(あ、やべーわこれマジで死ぬ)

大爆発を引き起こした。



?


ビルや廃墟、たくさんの瓦礫が転がっていたそこは今、何も無い焦土と化していた。
そして、その原因となった2人はそこにいた

「…。」
「勝負ありだな。武蔵。」

刀を突き立て、膝をつく武蔵。
息も荒く、方を上下させながら辛そうに呼吸している辺りもう限界なのだろう。
対するオルタは、やはり表情ひとつ変えていない。
強いて言うならば、甲冑の一部が破損していたくらいだろう。

で、俺達は

「た、助かったぁ…!」

おっきーのやる影に潜るやつあるじゃん?
あれやってもらって一緒に避難してた。

「あと一秒でも遅かったら…まーちゃんミンチより酷いことになってたと思うよ。」
「想像したくねーから言うのやめろ。」

影から出ると、そこにはさっき説明した光景が。

「おい…どうすんだよ。」
「さぁな。ここからの逆転は…無理だろう。」

なんとか爆発に耐えた大和がそう言う。
冷静だなこいつ。

「おっきー、なんとかできねーの?」
「無理かな…姫がどうやったとしても…あの騎士王からは逃げられないし時間も稼げないと思う。」

ネガティブになってんじゃねーよと言いたいが、実際マジでそうだろう。
あのオルタの実力は嫌でもわかった。
おっきーがどうしようも、小手先のずる賢い作戦では一瞬でなぎ払われるのは目に見えている。
つまり、武蔵を逃がすことはできない。

「…?」

その時、大和が上を見る。
なんかバタバタうるせーなーと思ったら上空にはヘリコプターが飛んでいた。
こんなやべーバトルにでくわしちまうなんてパイロットも不運だな。
いや待て、なんかドア開いてね?なんか飛び降りてない?

「あれは…!!」

大和にもそれは見えており、反射的に刀をかまえる。
そしてヘリから飛び降りた人はちょうど、
武蔵とオルタの間に落下したのだ。



?


「…!?」
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