暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
騎士王と剣豪と崩壊世界の夜明けを告げる者
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
返ってうどん食お?ね?
と、言おうとしたその時だった。

「ッ!」
「武蔵ちゃん!?」

驚きの声を上げるおっきー。
武蔵は走り出したのだ。
アルトリアオルタに向かって。

「…!」

両手に握られた刀を振り上げ、彼女の背中めがけ斬り掛かる。
しかし、騎士王はダテじゃない。

「聞こえなかったか?」
「ええ、キッチリ聞こえたわ!失せろってね!」

聖剣を持ち、ノールックで後ろからの攻撃を受け止める。

「あなたを仲間にしたいって人がいるの。」
「興味が無い。勝負をもちかけたのもその為か?」
「うーん…それもありますが、ただ私はあなたと純粋に手合わせしてみたい。そう思ったのだけれど。」
「…。」

魔力が再び放出され、武蔵が吹き飛ぶ。
だが空中にて身をひねり、バランスをとって華麗に着地。

「邪魔だ。貴様の都合に付き合うほど私は暇ではない。」
「邪魔なら斬ればいい。その為の剣でしょ?」

ニッと笑う武蔵。
こいつは…大和も言っていたようにバトルジャンキーであり、強敵と戦えるのを楽しむタイプのやつだ…!

「ならば来るがいい。剣豪。」
「そうこなくちゃね…!」

聖剣をかまえる騎士王。
対する剣豪もまた、二刀の刀をかまえ直した。

「その名は世界に轟く聖剣使い!相手にとって不足は無し!いざ尋常に…勝負ッ!!」

地を蹴り、武蔵は駆け出す。
アルトリアオルタもまた、魔力を聖剣に纏わせ武蔵を迎え撃つ。
聖剣を持つ騎士王。
生涯負け知らずの剣豪。
その2人の戦いの幕が、斬って落とされた。


?

騎士王と剣豪が戦っているその真上。つまり上空。
そこには輸送ヘリが飛行していた。

「アルトリアオルタ…宮本武蔵と交戦中のようです。」
「武蔵…まさかあの武蔵じゃないだろうな?」
「いや、そのまさかっぽいですね。」

ヘリの中にいるのは数人の大人。
その制服から彼らは葛城財団の職員ということが分かる。

関東エリアへの侵入は許さない。
その地へ足を踏み入れることが出来ないのであれば、元から足を踏み入れなければいい。
そう捉えた彼らは空からヘリを使ってここまで来ていた。

「どうだい"教祖様"。お身体の調子は?」

職員の1人が奥にいる人物に気さくに話しかける。
ここにいる全員が大人であるが、教祖様と呼ばれた男のみまだ子供…十代後半くらいであろう見た目であった。

「ええ、あなた達のおかげでとても調子がいいです。ありがとうございます。」

"教祖様"はゆっくりと立ち上がり、腕にはめられた小型の液晶端末を見る。

「霊基安定…良し。魔力充填…良し。身体も軽い。脳も冴えている…異常なし…オールグリーンです。」

液晶に表示された何
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ