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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
出航編
第3話 ゼウスの海に彷徨う大地
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に似た症状起こす奴もいるが、まさか本当に船酔い起こす事になろうとはな…」
有賀はそう言いながら、辺りを見回す。その中には以外にも加藤の姿もあり、有賀は太田を原田に預けつつ声をかける。
「大丈夫か、加藤?」
「いえ…一先ずここで休んでから…」
「…酒とか酔い安いものには苦手なのに、よく戦闘機には平気でいられるな」
有賀はそう呟きつつ、彼らを佐渡達衛生科に任せ、ペリーヌやミーナとともに退室する。その中でペリーヌが有賀に尋ねてきた。
「艦長、少佐とはお知り合いなのですか?」
「知り合いというか、碇さんと知り合いになって、その中で顔を合わせる様になった、と言うべきだな…それと今後、ウィッチで飲み会やる時は坂本少佐に強い酒は勧めるなよ。先程の通り暴走するから。どうやら先祖も同様に酔いやすい人物だったらしい」
有賀は2人に忠告を言いつつ、艦橋へ戻る。
幸いにして、調査・分析中は何事も起こらず、3時間半後、無事に船外作業班の収容が完了した。
「やはりこの環境は太陽系外から人為的に持ち込まれたものでした」
艦橋にて真田からの報告を聞いた者達は、揃って度肝を抜いた。
まず第一に、アナライザーが計測したこの大陸の大気、土壌は木星は元より太陽系のどの惑星の環境とも全く一致しないものあった。
地球人類が太陽系惑星に進出してから既に一世紀が過ぎ、ガミラス襲来以前に惑星探査はほぼ完璧とされていた。それがものの数十年で環境が激変した、とは考えにくい。
そして第二に、船外作業班が持ち帰った大陸に繁茂している植物を分析した結果、遊星爆弾に含まれ、地球の環境を激変させた未知の異星植物とほぼ同一のものであることが判明したのである。
「将来地球をガミラスフォーミングするため、そのテストケースとしてこの大陸ごと木星に移植したと思われます。ネウロイの瘴気に冒された痕跡も確認出来た事から、この線は濃厚であると考えます」
「奴らは大陸クラスを移植できる技術があるというのか…」
地球も過去に火星をテラフォーミングして移民を送り込んだことはあるが、その環境を維持したまま大陸規模で星系外に移動させることなど、それこそ思いもよらないことだ。
沖田にはその凄まじさがよく理解できるのだろう。その口調は重々しくも驚愕が含まれていた。
「ワープ中断の原因究明も併せて、さらなる分析が必要となるな…」
沖田がそう呟いた直後、同様に船外確認と周辺調査を行っていた「天城」から通信が入って来た。
『「天城」より「大和」、応答せよ!現在ガミラス・ネウロイ連合艦隊がこちらに向けて接近中!』
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