国共合作
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ていくことが肝要だと私は考えるが……諸君らの見解を伺いたい。」
「意義なし!」
「同志ハンソンがそのように考えているなら私は否定する要素がありません。」
「しかし同志ハンソン、連中に協力するのはわかったが、本当に影響力を拡大できるだろうか?」
「利用されるだけ利用して捨て駒にされる可能性もありますぞ。」
「その危険性も充分にあるが……虎穴に入らずんば虎子を得ず。行動無くして成果なしという事もある。正に今がその時だろう。それに現在の臨時政府に我らをどうこうできるだけの力量はない。」
ハンソンがそう答えると委員は納得して着席した。
「それではこれより決議に移る。臨時政府との合作に賛成の者は挙手をしてもらいたい。」
この日の委員会において革命政府は臨時政府との合作を決定した。後日、臨時政府のエプレボリ外相と革命政府のブロンシュテイン委員との交渉の結果、革命政府の臨時政府への帰順が決定され、共産党は臨時政府に従う事となった。この【共和国】と【共産党】との共同戦線の事を『国共合作』と呼ぶようになるだが、それは後の歴史の話である……
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