暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第12話『決戦の日』
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トと合流する。
「今、こちらから増援を呼びました。多分、近いうちに来ます。」
フェイトが話していると、
「フェイトちゃん、お久しぶりやな。」
はやてが手を振りながらやってくる。
「はやて、久しぶり!」
フェイトははやてを迎え入れる。
「その子がフェイトちゃんの言っていた増援?」
晴人は質問する。
「初めまして、次元保護国警察庁警部、八神はやてと申します。今の所は、フェイトちゃんの上司ってことになります。」
「今の所?」
「はい。フェイトちゃん、近いうちに検察官に転職するんです。」
はやては晴人の質問に答えると、すぐに表情を変える。
「それで、事情はテスタロッサ刑事から聞いています。キュゥべえは、この世界に存在しない海鳴市を作り出して海域に今から8年くらい前に倒した闇の書の闇の残骸を転送。その残骸で何か悪さを企んでいる。そこまでは情報が来ています。」
はやては事情を説明する。
「お見事。さすがはあの凪風雅が率いている次元保護国。そこまで調べたなら、わざわざ隠す必要も無いね。だけど、これには気付かなかったみたいだね。」
そこにキュゥべえが現れ、キュゥべえは公安0課で保管していた、既にキマイラが魔力を捕食しきり空っぽの器になっているグリーフシードを見せる。
「どういうことだ!何故お前がそれを!」
晴人はウィザーソードガンでキュゥべえを撃つが、新しいキュゥべえが現れる。
「グリーフシードは本来僕達の世界のものだ。回収させてもらったよ。それからありがとう、フェイト・テスタロッサ。君がこの世界に来てくれたおかげで、必要なものは回収出来た。」
キュゥべえはそう言うと、グリーフシードの中にフェイトが使った魔法の残留魔力を収集する。
「なるほど、最初からフェイトちゃんの魔力が狙いか。」
「別に、闇の書の闇に順応出来る魔力なら誰でもよかった。勿論、見滝原で雅が使った残留魔力も回収させてもらったよ。それだけなら、別に僕達の世界で事足りる。それで、ここからが本題だ。この世界にある闇の書の闇、魔女の力を残しているグリーフシード、そしてそろそろここにやってくるワルプルギスの夜。これらを使って最強のファントムを作り出す。」
「ファントムだと!?」
「それはあくまでも通過点さ。別に僕はそんな無駄だことに興味はない。僕達の目的は、そのファントムを使ってこの星を一つのエネルギー炉にすることさ。この星の感情のエネルギーを効率良く使えば、宇宙はあと数兆年は維持出来る。君達的に言えば、それだけ親孝行が出来るんだ。」
「そんなことのために、魔女も、ファントムも、俺達も利用していたのか!」
「一体何が問題なんだい?僕はただ、エネルギーにすら変えず、無駄に無くなる命をエネルギーに変えて宇宙の存続に死力を尽くしているんだ。批判される筋合いでは無いはずだ。と
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