第十二幕その九
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「今は」
「というかね」
「むっつりして食べても楽しくないよ」
「笑顔で明るく食べないと」
「どうせ食べるならね」
「そう、食べるからにはだよ」
アームストロングさんがバウンドケーキを食べながら五人に言ってきました。
「やっぱり楽しくだね」
「そうですよね」
「どうせ食べるなら」
「美味しいものを食べるのなら」
「むっつりせずに」
「笑顔であるべきですね」
「厳粛な時は厳粛でね」
そしてというのです。
「楽しむ時はね」
「笑顔で」
「それでいいいですよね」
「いつも厳粛である必要はないですね」
「楽しむ時は楽しめばいいですね」
「そうすれば」
「そうだよ、だからね」
それでというのです。
「一緒に笑顔でいようね」
「ドーナツがあるんだよ」
プレスリーさんはこちらのお菓子を食べながらにこにことしています。
「なら自然と笑顔になるね」
「君は本当にドーナツが好きだね」
「うん、大好きだよ」
プレスリーさんはアイスクリームを食べているルースさんに応えます。
「こればかり食べてもね」
「飽きない位だね」
「そこまで好きだよ」
「そうだったね、僕もね」
かく言うルースさんはといいますと。
「アイスクリームには目がないしね」
「君はそうだね」
「他にはステーキも好きだけれど」
「お菓子はだね」
「まずはアイスクリームだよ」
こちらだというのです。
「だからね」
「今からだね」
「沢山食べよう」
「それぞれのお菓子をね」
「これからね」
「オズの国では幾ら食べても太らないからいいね」
マイケルさんはこう言いつつチョコレートを食べています。
「僕もどれだけでも食べられるよ」
「彼と一緒にだね」
リンドバーグさんはマイケルさんと一緒にいる着飾った服を着ているお猿さん、バブルス君と笑顔で挨拶をしてからマイケルさんに言いました。
「そうだね」
「うん、この世界にもバブルスがいてるし」
「君としてはだね」
「何も不満はないよ」
「好きなものを好きなだけ食べられて」
「歌とダンスもね」
こうしたものもというのです。
「楽しめるからね」
「不満はないね」
「全くね」
それこそというのです。
「僕は」
「そうだね」
「うん、次は何を食べようか」
「これはどうかな」
リンドバーグさんはプリンを差し出してきました。
「これは」
「いいね、じゃあ次はね」
「プリンをだね」
「頂くよ」
こうお話してです、そしてです。
マイケルさんはバブルス君と一緒にプリンを食べはじめました、とにかく皆で甘いものを飲んで食べて楽しんでいて。
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