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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
076話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その3
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夜……ナイト。
良い感じに繋げて、フェイト/ステイナイト。
英語に直して『Fate/stay night』!!
これだ!!
なんかキュピーン!と閃いたよ!
タイトルはこれで決定だね!
わたしの同人作家脳がこれで行こうと叫んでいる!




と、一気に決めたわたしを置いて展開は進んでいく。

『令呪の繋がりを確認しました。これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。ここに契約は完了した』

そのままセイバーさんはランサーさんを追って外に出ていった。
そして戦闘が繰り広げられていた。
セイバーさんは見えない剣で戦っているみたいでランサーさんも卑怯者と呼んでいた。
だけどそれもおかまいなく、セイバーさんは剣を叩きつけていく。
そしてなにやらランサーさんと珍問答が始まっていた。
斧かもしれない、槍かもしれない、もしかしたら弓かもしれないとか……。
こういううまい口上が出来るのが英霊の特権って奴かな?
それでランサーさんは槍から煙を出させながらも、引き分けにしないかと聞くが、セイバーさんは応じなかった。
それでランサーさんは仕方がなく開放する。

『その心臓、貰い受ける!』


放たれた真名は、


―――刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)!!


まさかのランサーさんはあのクーフーリンだったんだよ!!
な、なんだってーーーーー!?(AA略)
くらいの驚きはしたいところだね!

だけど、なんとか躱したセイバーさんはランサーさんの真名をすぐに察して、警戒をしている。
そんなランサーさんはマスターの命令なのか避けられたら帰ってこいと言われていたらしく、追おうとしたセイバーさんに、

『追ってくるなら構わんぞ。ただし、その時は決死の覚悟を挑んで来い!』

と言ってその場を退場していった。
それで全員はそのやりとりをまるで息を詰まらせながら見ていたらしく(わたしもだけど)少し過呼吸気味であった。

「いやぁ、お恥ずかしいところを見られちまったな」
「そうね、ランサー。貴方の必殺の槍をなんとか凌がれちゃったんだからね」
「ランサーの兄ちゃん! あとでまた戦ってくれや!」
「おう。きっちりしごいてやるぜ」

そんなやりとりをしている間に時間は進んでいっていて、ランサーさんとの戦闘も終わったのにまたしても次の人が来たらしくセイバーさんが構える。
士郎さんが跳んでいったセイバーさんを追っていって追いついたらすでに士郎さん似のサーヴァントはやられていたのか、下げられていて、マスターだったのか遠坂さんに切りつけようとしているところで士郎さんが「待った!」と言ってとどめを刺すのをやめさせようとしていた。
それからなんどかのやりとりでなんとか剣を下げてくれたセイバーさん
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