暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第11話『君はまだ信じられるのか?』
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「キュゥべえが言っていたワルプルギスの夜について何か分かりますか。」
雅国家象徴が向かった世界に存在している史上最強の魔女のことね。数多の少女の無念によって構築されている存在で、人類が作り出したあらゆる質量兵器が通用しないという記述があるわ。
「やるじゃないか!ここはこいつの出番だ!」
「なんだこつら!グールではない!」
「一刻も早く願いの魔女を見つけ、撃破しましょう。」
「それさえ倒せば、私達の共闘も終わりだしね。」

雅はさやかを探していた。
「美樹さん、学校に顔も出さないで何処に行ったんだ?」
雅はさやかがかつてまどか達や、さやかの思い人である恭介と出歩いていた場所を手当たり次第探すが、それらしい人影は見つからない。
「ここのところファントムの反応すら消えている。魔女だってこの世界から晴人さんの世界に移動しているんだ。このままだと手遅れになる。」
辺りは夜空になり雅は独り言を呟きながら走る。すると雅はついにさやかを見つけることに成功する。
「美樹さん、こんな時間にどうして歩いているのですか。親御さんが心配しますよ。」
雅はさやかに声をかける。
「何?あんたには関係ないでしょ。」
さやかは雅を睨みつける。
「仮にも僕は美樹さんのクラスの教育実習生。教師が生徒の心配をするのは当たり前です。」
「ほっといてよ!親が心配する?あんたにわかるの?既に死んでいて、動く死体になっている私の気持ちが!そんな事実を知らない父さん達の気持ちが!」
雅の言葉にさやかは激昂し、変身して剣を引き抜き雅を攻撃する。
【CHANGE RIDE-ZETTOU AME NO HABAKIRI-】
「♪Imyuteus amenohabakiri tron」
雅はディロードライバーを天羽々斬に変えてアームドギアを纏い、剣を抜刀してさやかの剣を防ぐ。
「解らないです!だって僕は…ずっと昔に親を無くしているから!」
「親が既にいないなんて、随分気楽じゃない!」
既にさやかの攻撃には自身を守るという太刀筋ではなく、目の前の憎い者を壊すために自壊すら省みない戦法に変わっていた。
「♪一つめの太刀 稲光より 最速なる疾風(かぜ)の如く 二つめの太刀 無の境地なれば 林の如し〜」
雅は逆羅刹を放ってさやかの攻撃を弾こうとするが、さやかは構わずに雅を攻撃する。
「くっ、♪百鬼夜行を恐るるは己が未熟と水鏡 我がやらずて 誰がやる!目覚めよ!蒼き破邪なる無双!」
雅は体勢を整えて天羽々斬を振るうがさやかはそれを払い除ける。
「♪幾千幾万、幾億の命!すべてを握りしめ振り翳す その背も凍りつく 断破の一閃!散る覚悟はあるか?」
雅は千ノ落涙を放つが、痛覚を断ち切っているさやかは痛みなど感じることもなく雅に向かってつき進んでゆく。
「♪今宵の夜空
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ