暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第11話『君はまだ信じられるのか?』
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してキュゥべえを斬ろうとするがキュゥべえはさっと離れ、そのまま去って行く。
「鹿目さんも鹿目さんで、どうしてキュゥべえに近づくのですか。」
「それは、その、さやかちゃんのことで何か解るかもって思って…」
「それで言われたのだろう、知りたいなら契約して魔法少女になれと。」
「うん…でも私!」
「鹿目さん、よく聞くんだ。美樹さんは今、人として大切な体の痛みを捨ててしまっている。それを促したのは他でもないキュゥべえだ。それでも、君はまだ信じられるのか?」
「でも、キュゥべえがそうしたなら、キュゥべえはきっと、さやかちゃんのことを知っているはずです。」
「もし知っていても、キュゥべえは話さないだろう。奴は自分達に都合のいい話、理解出来る話だけは必要以上に話すが、自分達にとって都合の悪いことは決して話さない。そして、それを盾に人の心を追い詰める。現に見ただろう。魔法少女にはもう命がないこと、その命を肉体から奪ったのは他でもないキュゥべえ自身であることを。そして今も、友達を心配する心を利用して契約を迫っていただろう。」
「まどか、彼の言うとおりよ。貴女はもう関わらないでちょうだい。貴女が、貴女のままでいられるように。」
ほむらはまどかに話すと去ってしまう。
「鹿目さん、今日はもう遅いんだ。僕の方で親御さんには連絡をしますので、帰りましょう。」
雅はまどかの家に連絡をする。
はい、鹿目です。
雅の電話にまどかの母の詢子が電話口に立つ。
「夜分遅く申し訳ございません。見滝原中学、教育実習生の凪風と申します。娘さんのことでお話が…」
雅は詢子に現在まどかが外出し、その先で自分が見つけて保護していることを伝える。
お電話ありがとうございます。私の方で迎えに行きます。お忙しい中、わざわざ娘の為に申し訳ございません。それでは、失礼いたします。
雅は詢子との電話を終える。
「鹿目さん、お母さんがすぐに迎えに来ますから、ここで待っていましょう。」
雅とまどかがベンチに座って20分程経ち詢子がやって来る。
「鹿目さんのお母さんですか。」
「はい。娘がご迷惑おかけいたしました。まどか、あんたも謝りなさい。」
「はい、凪風先生ごめんなさい。」
詢子に言われ、まどかも謝る。
「こういう時、早乙女先生の方がよかったのかもしれませんが。ちょうど変なセールスに騙されそうになっていた所を見つけて保護しました。詳しいことは、鹿目さん自身から直接聴いてください。それでは、本日はもう遅いので、気をつけてお帰りください。」
雅は詢子にまどかを渡す。
「娘の方には、私の方から注意いたします。娘を見つけていただき、ありがとうございます。それでは、失礼いたします。」
詢子とまどかは帰路に立つ。
「さて、そろそろ限界か。」
雅は物影からまどかを見ていた
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