暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga15望まざる再会〜Frustrating timing〜
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題はそれだけじゃなくて「ガーデンベルグ達が・・・!」居なくなった。結界内に入れられたのはわたし達だけなんだ。

「やられた・・・! くそ、くそっ、くそぉぉぉぉぉぉ!!」

――害神の投焔(コード・ボルヴェルク)――

怒声を上げながら光の如き輝く炎槍を振るって、辺りの草木を一瞬で炭化させてく。そんなルシルの様子を離れたところで見守ってると結界が揺らぎ始めて、フッと音もなく完全解除された。ぐるりと周辺を見回してもガーデンベルグ達の姿はやっぱりない。

「ルシル副隊長・・・」

「ルシル」

「・・・大丈夫だ。予想外の再会だったから、自身のコントロールが乱れた。目的だったクリスタルスカルは無事に回収できたんだ、さぁ帰ろう」

ルシルの言うようにとりあえずは任務完了だ。そういうわけで、わたしたち特騎隊と遠くに避難してくれてた武装隊と一緒に本局へと帰還した。トランスポートホールで武装隊と別れ、ひとまず「お疲れ様。各騎オフィスにて待機」ってみんなに指示を出しておく。みんなは「お疲れ〜」って労い合いながらオフィスへ向かうのを見届けて、隣に立つルシルとアイリを見る。

「ルシル、アイリ。クリスタルスカル、わたしが預かるよ。このまま保管庫に向かうし」

「あ、ああ。付き合うよ」

「ルシルが行くならアイリも行くぅ〜♪」

「そう? じゃあお願いしようかな」

ルシルとアイリの2人を連れて保管室へ向かう。まず監視室で手続きを済ませる。そして厳重なゲートを潜って長い廊下を進む。30mの廊下の合間には、魔力の壁が5枚と展開されてる。そこを通過することで監視室では探られなかった隠し持った異物を発見できたり、変身魔法を見破ったり、保管室から無許可持ち出しを確認したり、不正局員や偽者を確認するためのものだ。もちろんわたし達にはやましいことはないから、堂々と5枚の壁を通過した。

「「お疲れ様です」」

保管室へ繋がるトランスポート。その前には2人の武装局員が立ってる。その2人にわたし達も「お疲れ様です」と労い、トランスポートに入る。一瞬で転送が済んだ。目の前に広がるのはありとあらゆるロストロギアが保管されている巨大なホール。無限書庫の未整理区画みたいに無重力になっていて、壁面から天井まで厳重な特殊金属のロッカーが設けられてる。

「俺が持っていくよ」

「え、でも・・・」

「君もアイリもタイトスカートだろ? 俺に下着が見られてもいいなら任せるが」

「あ・・・!」

「じゃあアイリ行くぅ〜♪」

こういう時のアイリはホント強い。というか、女の子としての恥じらいが決定的に足らない。ルシルはそういう子は好みじゃないらしいし、そもそもアイリは娘みたいな扱いだ。ほら、ルシルが「却下。お前も留守番だ」ってアイリの
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