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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
出航編
第1話 遠き星からの使者
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、着弾時に周囲の物体を破壊しながら有毒物質をまき散らし、大気や土壌は汚染され、海も悉くが蒸発し、かつて宇宙飛行士ガガーリンが見ていたであろう蒼き星としての姿を失っていた。
 多くの将兵がその荒れ果てた故郷に絶望する中、沖田は表情を一つも変える事無く、地球を見つめる。そして12隻は極東管区大隅半島沖の地下宇宙港へ降り立って行った。

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 優勢爆弾による汚染後、地球人類は居住区を地下の奥深くに移し、現時点で地球の持てる全ての資源と技術を使い、生存圏の確保に努めていた。
 しかし絶え間なく降り注ぐ遊星爆弾の汚染は地下にも及び始め、科学者はあと1年程で地球は22世紀の終わりを迎える前に生命の存在を許さぬ星へとなり果ててしまうと主張している。
 その人類の最後の砦である地下都市の中心、国連宇宙軍極東管区司令部の宇宙港と繋がる中央ターミナルに、古代と島の姿があった。

「よう古代に島、元気そうでよかったな」

 突如何処からともなく声が掛けられ、2人は声をかけてきた男に目を向ける。

「有賀先生、来ていたんですか」

「何、俺もメ号帰りでね。しかしお前達、火星で敵軍監視を行っていた筈だったろうに、もしかしてあの時回収した100式に乗ってたのか?」

 男―有賀幸樹中佐の問いに、古代は静かに頷く。有賀は士官学校時代2人の教官を務めていた事があり、こと実戦においては敵に肉薄しての水雷戦で名を馳せていた。

「古代、兄貴の「雪風」については聞かされているかもしれないが、撤退時艦隊の殿を務めて消息不明になった。俺も殿を務めたかったが、舵を壊されて思う様に動けなくされてな…」

 有賀が冥王星宙域での戦闘について語り始めたその時、たまたまその場を歩いていた士官の言葉が耳に入って来た。

「そう言えば大尉、知ってるか?実家の筋からの話なんだけども、メ号作戦は実は陽動作戦で、本当は別の目的があったそうだけども、その事は艦長クラスの士官にも秘匿されていたらしいんだ。つまり自分が囮だってことを知らないまま僚艦は沈んで―」

 黒縁眼鏡が特徴的な司令部付き士官の言葉に、古代達は目を丸くする。そして気付いた時には古代はその士官の肩を掴んでいた。

「おい、それは本当か!?」

「えっ、なんだいきなり!?」

「メ号作戦が陽動だと?君は司令部付きだな、艦隊司令は今どこにいるんだ!」

 突然声を掛けられて眼鏡の士官がたじろぐ中、その士官の隣にいた女性士官が声をかけた。

「ちょっと、何なのあなたは!少し失礼じゃなくて?」

「あ…」

 女性士官を見て、古代と島は思わず固まる。その女性は、火星で見た別の惑星から来た女性にそっくりだったからだ。
 流石にこのまま見てはいられ
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