第10話 なのはの日記+α(高町なのは@6歳)
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高貴。
しかし、そもそも高町士郎は高貴のそんなところ――妙に大人びたような振る舞い――が気になって今回の話を持ちかけたのである。
今回の話をその様に重く捉えず、捕らわれることなく、子供らしく安堵して受けて欲しい。そんな願いを込めて、言葉を返す。
「おいおい、それなら、高貴と僕はもう家族なのだろう?
子が親に向かって、そういう口をきくもんじゃないよ。」
「っ!」
そう、士郎が苦笑と共に何気ない口調で告げた言葉が高貴の胸を打った。
「――はい、、、はぃ。。。」
そして、彼の双眸から涙が流れ出る。
その涙は、今世での寄る辺を見つけた安堵と、密かに身を蝕んでいた孤独が癒されていく充足感が流させたものだった。
「――xxxx」
すすり泣きがついに啼泣へと変わる。
高町士郎は瞑目して蝉の声へ耳を澄ましている――――
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