第二章
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ら堂々とだった。フィリピン人達が経営している店に押し込んでこんなことを言い出した。
「これただにしろ」
「ただにしないと火を点けるぞ」
「あと食い物も出せ」
「女も紹介しろ」
こんなことを言い出すのだった。見ればその彼等は。
日本軍の将兵達の平均より背は高く顔立ちは目が細く吊り上がっている。そして顔の輪郭が四角くエラが張っている。その彼等が言うのだ。
「俺達は日本軍だぞ」
「日本軍に逆らえばどうなるかわかっているな」
「わかっているならただにしろ」
「そして家にある食い物も全部出せ」
「女もだ」
「そんなご無体な」
店の婆さんは背の高い男達に胸倉を捕まれ凄まれて真っ青になって返す。
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